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実話とファンタジーが融合した
泣けるコメディであり笑える感動作
『夫婦フーフー日記』
佐々木蔵之介と永作博美が登壇した舞台挨拶レポート

 佐々木蔵之介と永作博美がW主演を務める映画『夫婦フーフー日記』が、5月30日(土)より公開される。大阪ステーションシティシネマにて先月行われた先行上映会には主演のふたりが出席し舞台挨拶を行った。
 
 原作は、ダンナこと清水浩司と、結婚して1年ちょっとでこの世を去った彼の妻(ヨメ)が、ヨメのガン発覚を機に闘病の様子を記録したブログから生まれた「がんフーフー日記」(小学館刊)。もともと長年友人関係だった腐れ縁のふたりに巻き起こる、結婚、ガン発覚、出産、闘病、そして別れという怒涛の日々が注目を浴び、テレビドキュメンタリードラマ化もされた。
 
 そこに、死んだはずのヨメがダンナの前に現れるというファンタジックな設定を加えた映画版では、現在のダンナと死んだはずのヨメが、友人関係だった17年と入籍後の493日に渡るふたりの軌跡を振り返りつつ、そのときに秘めていた想いを吐露していく。実話ならではのリアリティと、映画ならではのファンタジーが見事に融合した泣けるコメディであり、笑える感動作なのだ。
 
 闘病ブログから生まれた話ということから脚本を読む前は、「落ち込む話かも」(佐々木)、「どうしても悲しいイメージが浮かんでいた」(永作)というふたり。しかし、脚本を読みすすめるうちに「悲しくても頑張っている。辛いけど笑っている。絶望しても前に向かっている。結局は落ち込まない。こんなお話は今までの仕事の中でも初めてかもしれない!」(佐々木)、「泣きながら笑ってました。過去の自分たちの行動を振り返って自分たちでツッコむというのは新しいと思いました!」(永作)と、この大胆かつ斬新であり、映画でしか描けない設定に期待を膨らませたとのこと。
 
 10年ぶりに夫婦役を演じたふたりが、過去の自分にツッコむ。「何もうちあわせをしなくても、お互い楽しんで演じられましたね」(佐々木)、「傍から見ればどうでもいいような会話も2人で競い合っているようなセリフだったので、役柄同様、楽しんで演じました」(永作)。ふたりの夫婦漫才さながらのコンビネーションも本作の見どころのひとつだ。
 
 しかし、実際に直面しているのは過酷な現実のはず。佐々木は「ただ“つらい”“苦しい”“絶望”というだけではなく、とても希望にあふれています。今を大切にしよう、今近くにいる仲間、人を大切にしよう、そして今を生きようという力が湧いてくる映画です」と本作を解説。永作も「それぞれがしんどい中でも人を思いやる気持ちなど、感情のひだがたくさん隠れている作品です」と続けた。
 
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 その後、見どころについて聞かれた永作(44)は、佐々木(47)と共に20代のダンナとヨメを演じていることに触れ、「当日は佐々木さんを直視せず、わたしもなるべく鏡を見ないように頑張りました」と笑顔で告白。客席からは爆笑が起きていた。
 
 最後に永作は「この映画は間違いなく楽しめます。(関西弁で)めっちゃおもしろいんで、観てな!」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。



(2015年5月27日更新)


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左から、佐々木蔵之介、永作博美
大阪ステーションシティのノースゲートビル14F『天空の農園』を「見晴らしが良くていいところ。プライベートで何度も来ている」と話す佐々木。

Movie Data

©2015川崎フーフ・小学館/「夫婦フーフー日記」製作委員会

『夫婦フーフー日記』

●5月30日(土)より、大阪ステーションシティシネマほかにて公開

【公式サイト】
http://fu-fu-nikki.com/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/165455/