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ホーム > NEWS > 国宝、知恩院の三門前から、 よろしゅうおたのもうします~! 主演の上白石萌音が生歌を披露した 『舞妓はレディ』プレミアイベントレポート

国宝、知恩院の三門前から、
よろしゅうおたのもうします~!
主演の上白石萌音が生歌を披露した
『舞妓はレディ』プレミアイベントレポート

 京都を舞台に舞妓を目指すヒロインの奮闘を描いた、歌あり、踊りあり、笑いあり、感動ありの話題作『舞妓はレディ』のプレミアイベントが、10日(水)、京都・東山の知恩院で行われ、主演を務めた上白石萌音が周防正行監督と共に出席した。
 

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 ふたりは人力車に乗ってにこやかに登場。生まれて初めて人力車に乗ったという上白石は「想像以上のスピードにドキドキした」と驚いていた。今回、イベントが行われた国宝の三門前は映画のロケ地にもなった場所。周防監督は「土曜日に撮影したので観光客の方もたくさんいたんですが、通行止めにしたり大変ご協力いただきました」と申し訳なさそうに感謝の意を述べた。
 
 本作は、修行僧たちの青春を描いた『ファンシイダンス』(89)、相撲を題材に描いた『シコふんじゃった。』(1991)と、日本の伝統文化と若い男の子たちを当時続けて描いた周防監督が22年前から温めていた企画。「今度は女の子たちでそういった話を撮れないかと考えていたときに、たまたま京都で舞妓さんのなり手が少なくなってきているというニュースを見て。舞妓さんはまさに日本の伝統文化。それで、舞妓さんになるために頑張る女の子の映画を撮りたいと思い、それから京都の取材を始めたんです」と明かした。
 
 22年の時を経て、ようやく映画が完成したことについては、「完成作を観ると、やっぱりこの20年は準備期間に必要な時間だったのかなと思います。京都は奥深いですから、そう簡単に分かるものではない。それと、萌音ちゃんとの出会いはラッキーでした。具体化しようと何度か試みましたが結局これだけの年数掛かったのは、神様が「主人公にふさわしい子がもうすぐ15歳を迎えるからもう少し待て」と言っていたんではないかと思いますね」と運命的は出会いについて語った。
 

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 その後、上白石は三門をバックに劇中歌「これが恋?」「舞妓はレディ」のミニメドレーを生歌で披露。その伸びやかでまっすぐと心に訴えてくる奇跡の歌声に集まった約100人の観客から大きな拍手が贈られた。上白石は「一生の思い出になりました! 気持ち良くてフルコーラスで歌いそうになってしまった」と笑顔を見せた。それを横で聞いていた周防監督はかなり感激した様子で「素晴らしい。もう少し聞いていたいと思うような歌。オーディションで初めて萌音ちゃんの歌を聞いたときのことを今思い出しました。それまで余り目立たなかった萌音ちゃんが、まるでわたしはココにいます!とさけんでるような気がしたんです。そこに彼女の魅力を感じて。そんなことを今思い出しました」と語った。
 
 最後に周防監督は、「15歳の女の子がどんな風に成長していくかを追って映画を作っていたんですが、実は目指すべき大人たちが周りにいなければ子どもは育っていかないということを痛感しました。京都で出会ったいろいろな人をモデルに様々なキャラクターが登場します。どなたも僕にとって本当にかっこいい人たちでした。萌音ちゃんはもちろん、周りの人たちの姿にも注目いただいて楽しんでほしい」とPR。続けて上白石は「この映画を通じて京言葉を知り、(京都の)みなさんが話す京言葉にほんわかした気持ちになり、それに少しでも近づくために頑張りました。京都も京言葉も大好きです。おおきに。よろしゅうおたのもうします」と京言葉で締めくくった。



(2014年9月12日更新)


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人力車に乗って笑顔で登場!
左:上白石萌音(かみしらいし・もね)  
右:周防正行(すお・まさゆき)監督
京小町踊り子隊のダンスともに生歌を披露!

Movie Data


©2014 フジテレビジョン 東宝 関西テレビ放送 電通 京都新聞 KBS京都 アルタミラピクチャーズ

『舞妓はレディ』

●9月13日(土)より、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開

【公式サイト】
http://www.maiko-lady.jp

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/162467/