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ホーム > NEWS > 南波六太役の平田広明と南波日々人役のKENN、 渡辺歩監督が登壇した 『宇宙兄弟#0』舞台挨拶レポート

南波六太役の平田広明と南波日々人役のKENN、
渡辺歩監督が登壇した
『宇宙兄弟#0』舞台挨拶レポート

 8月9日(土)より、公開となったアニメーション映画『宇宙兄弟#0』が、現在大阪ステーションシティシネマほかにて大ヒット上映中。公開2日目の10日(日)には、南波六太役の平田広明と南波日々人役のKENN、渡辺歩監督が来阪し、舞台挨拶を実施…する予定だったが、会場に現れたのは渡辺監督のみ。なんと、台風11号上陸による暴風雨の影響で、東京から会場に向かう平田とKENNの乗った新幹線に遅れが生じたのだ。そこで、前日に大阪入りしていた渡辺監督が主人公・南波六太のコスプレで登場し、観客にざんげした。その後、なんとか数分遅れ程度で会場に到着した平田とKENNを、会場は暖かい拍手で迎え入れた。
 
 本作は、実写映画やテレビアニメなどこれまで映像化された作品も人気のベストセラーコミックを、原作者が脚本を書き下ろしたオリジナルストーリーでアニメーション映画化。宇宙を目指す南波六太とその弟・日々人の少年時代にさかのぼり、これまで描かれなかったふたりの夢の原点となったある出来事が明かされるというファン必見の作品。
 
 渡辺監督は、この映画化について「実は、テレビシリーズが決まったときから映画化は考えていた。それを考えてキャスティングも映画に相応しいように平田さんとKENNさんにお願いしたし、音楽も映画を多く手がけている渡辺俊幸さんにお願いした」と平田とKENNの存在がいかに重要であったかを振り返った。
 
 本作のテーマにかけて「勇気を奮い立たせた瞬間は?」との質問には、「235メートルの高さを誇るマカオタワーのバンジージャンプを飛んだとき。でも4秒間の無重力状態は気持ちよくて、宇宙飛行を味わった感じ。宇宙飛行士の訓練にバンジージャンプはないのかな?」と平田。続いて、KENNは「数年前にスキューバダイビングをやったとき。吸気だけに気を取られ排気を忘れて呼吸困難になった。宇宙飛行士の訓練にも水中訓練があるので、それを体験したような気持ち」とふたり揃って、宇宙的(?)体験を発表。渡辺監督は「スタッフにダメだしをするとき。でも平田さんとKENNさんにはほとんどそんなことはなかったと思う」と振り返った。
 
 最後に「この映画は何度も泣けるポイントがあるのだが、そういったところに六太が絡めていないのが残念。でも、まさかあの南波父と南波母に泣かされるとは思わなかった」(平田)。「アニメや原作に通じる良質な伏線がいっぱい。音楽やSE、光の演出やCGのすばらしさを体験するなら劇場がいちばん。こうやってみんなで感動を味わえる体験もすばらしい」(KENN)。「スタッフ、キャストともに、掛け値なしに宇宙兄弟を大好きな人たちが作った映画。この#0から未来につながるストーリーなので、ぜひみてほしい」(渡辺監督)。と、3人それぞれの見どころを語り、舞台挨拶を締めくくった。
 




(2014年8月12日更新)


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左から、平田広明、渡辺歩監督、KENN

Movie Data

©宇宙兄弟 CES2014

『宇宙兄弟#0』

●大阪ステーションシティシネマほかにて上映中

【公式サイト】
http://www.uchukyodai-movie.com

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/164545/