佐藤健、大阪の熱い歓迎に
「感情が表に出にくいタイプなんですが、
今日は本当に嬉しい」と感激!
佐藤健、武井咲、藤原竜也、大友啓史監督が登壇した
『るろうに剣心 京都大火編』舞台挨拶レポート
2012年8月に公開され、そのスピード感ある圧倒的な迫力のアクションと心を打つ人間ドラマが話題となり大ヒットを記録した『るろうに剣心』は、世界64カ国で配給、国際映画祭31カ所出品という快挙を成し遂げた。あれから2年、和月伸宏による原作シリーズのクライマックスであり、ファンの間で最も人気がある「京都編」を映画化した待望の続編『京都大火編』(8月1日(金)公開)&『伝説の最期編』(9月13日(土)公開)が2部作となって公開される。公開を前に御堂会館にて行われた特別試写会には、主演の佐藤健ほか、武井咲、藤原竜也、大友啓史監督が出席し、舞台挨拶を行った。

御堂会館のキャパ約900席に対して応募総数13234通。ペアでの招待なので当選確率は約30人に1人の割合。中には、よりいい席を確保するために2日前から並んだ人もいたという。そんな強運かつ熱狂的なファンで埋め尽くされた場所に4人が登場。割れんばかりの拍手と絶叫にも似た大歓声が会場を包み込み、佐藤は「東京も盛り上がりましたが、大阪の皆さんの熱さとウェルカム感はケタ違い。とっても嬉しいです!」と大喜び。大友監督も「大阪すごいな、(この熱気は)衝撃的です。ただ、大阪の皆さんに負けないくらいの衝撃的な作品を作りましたよ」と挨拶し、作品への自信を覗かせた。

1作目から2年という時の流れについて、佐藤は「みんな大人になっていました。(武井演じる)薫殿は、前作でパッツン前髪でしたが今回は流してきました」とニッコリ。
武井は「佐藤さんは、2年のブランクを感じさせない剣心でいてくれたことが嬉しかったです。現場でもその迫力で、、、いてはりましたね」と語尾を関西弁にしてコメント。会場からは「可愛いー!」と声援が飛び大盛り上がりとなった。

剣心の最狂の敵・志々雄役として、ほとんど顔が見えないような姿で登場する藤原は「(志々雄の衣装は)耳が聞こえないし、ご飯も食べられない。トイレにも行けなくて大変でした。気分も機嫌も悪くなりましたよ」と苦笑い。そんな状況で圧倒的な存在感と殺気を放つ悪役を見事に演じている点にも注目だ。佐藤も「志々雄は本当にヤバイですよ。『京都大火編』でもヤバイですけど、『伝説の最期編』も、人間ではない何かになっています(笑)。映画史に残る悪役だと思いますね」と絶賛。そして藤原も「剣心という大役を1年近く背負い、あのテンションをキープするのは本当にすごいこと。健くんに引っ張られて僕も役を全うすることができたと思っています」とお互いを讃え合った。
山形から熊本まで30箇所で大規模なロケを敢行した本作だが、タイトルにもある“京都”での撮影について大友監督は「京都編は手間もお金も掛かります。でもこの作品で京都編は避けて通れない大勝負です。その結果は観ていただいた皆さんが判断してください。とは言え、僕一人がやろうと思ってもできない。実現できる役者やスタッフがいないとできませんでした。(撮影監督の)谷垣健治率いるアクション部は世界最高だと思っています。そして厳しい注文についてきてくれた俳優陣にも頭があがりません。僕の大好きな俳優たちの頑張りをぜひ応援してください。キャスト・スタッフを代表してお願いします。『るろうに剣心』を愛してください。よろしくお願いします!」と語った。
最後に佐藤は「僕はあまり感情が表に出にくいタイプなんですが、今日は本当に嬉しい。『るろうに剣心 京都大火編』を観たあとは続きがすごく観たくなると思いますが、公開日が9月13日(土)と知って、もがき苦しむかもしれません(笑)。是非、その気持ちを保っていただいて、公開を盛り上げていく力を貸してください。よろしくお願いします」とメッセージをを残し締めくくった。
(2014年7月30日更新)
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