藤原は山田孝之に毎日謝っていた!?
藤原竜也&中田秀夫監督が登壇した
『MONSTERZ モンスターズ』舞台挨拶レポート
日本映画界を牽引する若手演技派俳優である藤原竜也と山田孝之が初共演を果たした新時代サスペンス・アクション・エンタテインメント大作『MONSTERZ モンスターズ』が、いよいよ5月30日(金)より大阪ステーションシティシネマほかにて公開される。韓国で大ヒットした映画『超能力者』が原案の本作は、『ザ・リング2』でハリウッド進出も果たし、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』や『クロユリ団地』など話題作を手がける中田秀夫が監督を務めている点でも注目を集めている。公開を前に行われた試写会には、藤原竜也&中田秀夫監督がスペシャルゲストとして登場し、集まった観客を喜ばせた。
大歓声の中、にこやかに舞台上に登場した藤原は「台本を読んだ後、中田監督の得意分野のジャンルだと思いました。本作に参加できて本当に嬉しく思います。1年前の夏にひと月半ほどかけて一所懸命に撮影しました。面白いエンタテインメント作品になったと思っていますので、どうぞ期待して観てください」と自信たっぷりに挨拶。また、中田監督も「映画は、ダークな面もありますが、面白い面もあるので楽しんで観て頂ければいいなと思います」と話した。
これまでも様々な役を演じてきた藤原が本作で演じるのは、眼差しひとつですべての人間を思い通りに操ることができる“怪物”と呼ばれる謎の男。中田監督は藤原の起用について「世界から孤立した男が世界を操るという、ダークなんだけどクールでカッコイイ男の役。彼をおいて他にいないと思った」とコメント。その“眼差し”の演技について藤原は「もういいんじゃないですか? というくらい“目”だけをたくさん撮影していただきました(笑)。撮影中はこれがどう繋がるんだろうと思いましたけどね、完成した作品を観て納得出来ました」と笑顔で話した。その藤原演じる"謎の男”について中田監督は「今まで手応えのなかった人生が山田くん演じる宿敵と出会い、初めて生きている実感がわく。彼とのバトルを通して、生きる証しを感じていくんです。何千人ものエキストラを操るシーンもあります。それには竜也くんの眼力が無くてはならなかったんです」と藤原の力の入った目の演技を絶賛した。しかし藤原は「僕は操る側なので2時間位で撮り終わるシーンも、山田くんたちはアクションがあるので10時間位かかったりしていました。それで本当に毎日謝りながら「お先に失礼します」って言いながら帰ってました。それを知って映画を観ると面白いかもしれないですね」と裏話を明かした。
その後、この日が藤原の誕生日に近かったこともあり、サプライズで中田監督からビリケン像が手渡される一幕も。藤原は「寝室に飾ります!」と大喜び。そして、ふたりはビリケンの足の裏を触り、本作のヒットを祈った。
最後は、「誕生日まで皆さんに祝って頂いて本当に心から感謝しております。本作をひとりでも多くの方に届けられたらと願っております。よろしくお願いします」と藤原。続けて中田監督は「アクションに次ぐアクションが見せ場の映画ですが、“生きていくことは闘いの連続である”というテーマなのかもしれません。山田くんが群衆と闘うシーンや、竜也くんと山田くんが直接ボディコンタクトをしながら闘う場面は映画の大きな注目点となりますので、その辺りをポイントにご覧いただければと思います。どうぞお楽しみください」とPRした。
(2014年5月28日更新)
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