快挙!! PFFアワード2013 審査員特別賞 受賞作
『山守クリップ工場の辺り』が
ロッテルダム国際映画祭でグランプリ受賞!
関西では、昨年12月に京都シネマと神戸アートビレッジセンターで開催された《第35回ぴあフィルムフェスティバル》(以下、PFF)。そのコンペティション部門「PFFアワード2013」にて審査員特別賞を受賞した、『山守クリップ工場の辺り』(監督:池田暁)が、昨年9月のバンクーバー国際映画祭(カナダ)でのグランプリ受賞に続き、ロッテルダム国際映画祭(オランダ)のコンペティション部門「タイガーアワード」にてグランプリを受賞した。
ロッテルダム国際映画祭のコンペティション部門「タイガーアワード」とは、長編初監督作または第2作に限定されており、過去にはクリストファー・ノーラン監督、ホン・サンス監督、橋口亮輔監督らがグランプリを受賞している。

『歓待』(2010)『おだやかな日常』(2012)や、2月8日(土)より、シネ・ヌーヴォにて公開される『ほとりの朔子』などで、女優・プロデューサーとして活躍する才女、杉野希妃が初の審査員として就任したことでも話題の本映画祭で、世界各国から集結した5人の審査員が本作を絶賛! 「精密で無駄を省いた挑戦的作品。この作品は人間の行動における不合理を観察し、詩的な領域に昇華している」とコメントを残している。
『山守クリップ工場の辺り』は、手作業でクリップを生産する工場で働く人々の姿を、時代設定不明で描いたダークファンタジー。淡々と生きる人々に起きる些細な出来事が思いもよらぬコメディとして成り立ち観客を驚かせる作品だ。
(2014年2月 3日更新)
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グランプリ受賞の池田監督(前列右)。 後方左は審査員を務めた、杉野希妃。
Movie Data
『山守クリップ工場の辺り』
英題:Anatomy of a Paperclip
監督・脚本・編集:池田 暁(いけだ・あきら)
38歳/東京都出身
作品詳細はこちら
http://pff.jp/35th/lineup/award12.html
ロッテルダム国際映画祭
http://www.filmfestivalrotterdam.com/en/