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「本当に自信作だと思っています!」(水嶋)
大人気コミックがついに映画化『黒執事』
水嶋ヒロ&剛力彩芽が登壇した舞台挨拶レポート

 水嶋ヒロ、3年ぶりの復帰作として話題を集める映画『黒執事』が1月18日(土)より、大阪ステーションシティシネマほかにて公開に。先月行われた試写会には、すべての能力を備えたスーパー執事セバスチャン・ミカエリスを演じる水嶋ヒロと、映画のオリジナルキャラクターで、セバスチャンとともに世界を巻き込む怪事件を追う主人・幻蜂清玄(汐璃)を演じる剛力彩芽、そして水嶋を表舞台に復帰させた張本人、松橋真三プロデューサーが登壇し舞台挨拶を行った。
 
 本作は、シリーズ累計発行部数1600万部(海外含む)を突破し、世界42の国と地域で翻訳されている枢やなの大人気コミックをベースに、時代設定を19世紀のイギリスから西洋と東洋の文化が入り混じる近未来に変え、『NANA』シリーズの大谷健太郎監督とテレビアニメ『TIGER&BUNNY』のさとうけいいち監督が共同メガホンで映画化したもの。
 
 映画化に際し、松橋プロデューサーがこだわったのはキャスティング。「ファンに納得してもらえる俳優をキャスティングすることに掛かっていた。セバスチャン役は水嶋ヒロしかいないと思った」と当時を振り返り、猛アタックすべく水嶋のもとへ足繁く通ったことを明かした。しかし、水嶋の答えは「ノー」。松橋プロデューサーは何回も断られ、断られる度に試行錯誤し、漫画全巻やアニメのDVDを送ったり、プロットを何度も書き直して持って行ったとのこと。そして最終手段として、彼は頭がいいので巻き込んでみては? と思った松橋プロデューサーは「このプロットどう思う?」と水嶋に意見を聞き始める。そこから「こうしたら面白いんじゃないですか?」と水嶋が答えるやり取りが始まって「じゃ一緒に作ろうよ」と、いつの間にか巻き込みに成功! 水嶋は俳優としてだけでなくプロデューサーとしても本作に参加することになった。それに関して水嶋は「僕でないとダメだと仰っていただき、必要とされる喜びが次第に膨らんでいきました。オファーを受ける度に「他の人がいいのでは?」とお答えしていましたが、まさかここまで考えて下さっているとは思いませんでした」とコメント。そして「ストーリーをイチから作っていく充実感はありました」と付け加え、プロデューサーとして映画に関われた面白さを語った。
 
 そんな水嶋が今回演じるのは完璧な執事役。普段の自分との共通点についてよく聞かれるという水嶋は、必死で考えて「無口なところ」と発表したが…。剛力から「無口な印象はないです! 最初はクールで近寄りがたい方かなと思いましたが、実際は温かくてよく話し掛けてくださいました」と水嶋のコメントを否定しながらも彼の優しい素顔を明かしてくれた。
 
 原作では美少年という設定だが映画では男装の美少女という役柄で登場する剛力は「キャラ変更をファンにどう受け止めらえるのか、とてもドキドキしています。男装はいろんな視点から感情を伝えられるので、やって良かったと思いました」と話した。「原作の魅力は何だろうと考えて、それは“永遠の少年性”にあると思った。ずっと歳をとらない少年。少女が男の恰好をするのが面白いんじゃないかと。そんなのが似合うのは剛力さんしかいないと思った」と松橋プロデューサー。まさにはまり役の剛力にも注目してほしい。
 
 最後に水嶋は「本当に自信作だと思っています。芝居の面で作品に貢献できているかどうかというより、面白いと思って受け入れてもらえるか? そればかりを気にしていました。不思議な感覚でした。漫画が原作なのでいろんな情報が入っていると思いますが、一度頭をまっさらにして、僕らがすべてを注ぎ込んだこの作品を楽しんでいただけたらと思います。どうぞお楽しみ下さい」と観客へメッセージを送った。続けて剛力も「映像としてだけでも楽しめますが、中には人間ドラマもあります。皆様にとって何か共感できる部分が少しでもあれば嬉しいなと思います」とアピールし、締めくくった。



(2014年1月16日更新)


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左から、水嶋ヒロ、剛力彩芽

Movie Data

(C)2014 枢やな/スクウェアエニックス (C)2014映画 「黒執事」製作委員会

『黒執事』

●1月18日(土)より、大阪ステーションシティシネマほかにて公開

水嶋ヒロ 剛力彩芽
優香 山本美月 大野拓朗 栗原類 海東健 ホラン千秋 丸山智己
城田優 安田顕 橋本さとし/志垣太郎 伊武雅刀 岸谷五朗

原作:枢やな 『黒執事』
   (掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
監督:大谷健太郎 さとうけいいち
脚本:黒岩勉

【公式サイト】
http://www.kuroshitsuji-movie.jp

【ぴあ映画生活サイト】
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