「今年一発目の笑い初めに最適です!」(妻夫木)
コメディ映画『ジャッジ!』公開前夜祭に
妻夫木聡らがサプライズ登場!
広告業界を舞台にしたコメディ映画『ジャッジ!』が、今月11日(土)より、大阪ステーションシティシネマほかにて好評上映中。公開前夜の10日(金)、なんばパークスシネマにて行われた試写会は、永井聡監督、澤本嘉光(脚本)、そして主演を務める妻夫木聡がサプライズ登壇。ちょうど十日戎の日ということもあり、ヒット祈願の舞台挨拶を行った。思いもよらぬ豪華ゲストの登場に会場は大興奮。悲鳴にも似た歓声が鳴り響いた。
お笑いにうるさいと言われる大阪でコメディ映画を発表することに、冒頭からどこか恐縮&緊張した様子の永井聡監督&澤本だったが、妻夫木はふたりとは対照的に満面の笑みで「大阪は本当に(会話の)距離感が近いから親近感がすごく沸きます。挨拶してても気持ちがいい。つい、カメラがあることを忘れて変なことを言いそうになってしまう」と上機嫌。
上司の身代わりでアメリカの広告フェスティバルの審査員になってしまった落ちこぼれ広告マン(妻夫木)が、自社CMを入賞させろとムチャぶりされて右往左往する本作。妻夫木は「最近、『清須会議』のバカ殿やTOYOTAのCMでののび太くんなど、ちょっとダメキャラが続いていますが、ダメなやつの集大成が本作につまっています。ダメっぷりを観てください」と胸を張った。
しかも妻夫木演じるバカ正直な落ちこぼれ広告マンの太田喜一郎というダメキャラは最初から妻夫木を想定して書かれたキャラクターとのこと。それに関して澤本は「そうとうダメだけど最後には共感出来る。それは妻夫木くん自身の持つキャラクターのなせる技だと思います」とコメント。それを受けて永井監督は、「映画はちょっとオーバーに描いてますが、8割は本当のこと。劇中、妻夫木くんが「うる星やつら」のラムちゃんのTシャツを着て審査員をするんですが、それも澤本さんが海外で審査員をしたときにアニメTシャツを着て人気者になったという経緯があって。そういった本当にあった出来事をたくさん盛り込んでいます」と裏話を語った。
また、思い入れのあるシーンについて聞かれると、妻夫木は「裸で北川景子に蹴られるシーン。33歳にして裸で蹴られるとか、光栄だと思っています」とニッコリ。劇中、名字の読みが同じことから偽の夫婦として広告祭に参加する会社の同僚を演じる北川景子との共演シーンについて話し、会場の笑いを誘った。最後に「本当にヒットしてほしい。本当に面白いんです。期待して無かったけど面白かったと言われることが多くて(笑)。失礼だけど、それもなんか嬉しい。今年一発目の笑い初めに最適です」とアピールし、締めくくった。
(2014年1月14日更新)
Check