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巧妙に張りめぐらされた伏線や、
衝撃的なラストに唸らされる
『バイロケーション』
ひとり二役に挑戦した水川あさみが
登壇した舞台挨拶レポート

 全く同じ容姿でありながら、異なる人格を持ったもうひとりの自分“バイロケーション”(通称:バイロケ)。突如あらわれたバイロケに人生を侵食されてしまう女性の恐怖体験を、緊張感豊かに描く映画『バイロケーション』が1月18日(土)より、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開に。公開を前に実施された試写会では主演の水川あさみによる舞台挨拶が行われた。
 
 ヒロインとそのバイロケを演じ分けた水川は「ふたりが対峙する場面は、もちろん私がひとりで両方を演じたんですが、想像力を膨らませながら演じても正解が分からなくて大変だった」と撮影時を振り返り二役の難しさを語った。そして、「どうなってるかは出来上がったものを観ないと分からなかったので、感情がちゃんとつながってるのかなとか不安なところもありましたがちゃんと成立していてよかったなと思います」と完成作を観たときはとにかく安心したとホッとした表情を浮かべた。
 

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 本作は、日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した気鋭作家、法条遥の同名処女作を映画化した新感覚スリラー。「最初はホラー作品として脚本を渡されましたが、わたしが演じるヒロインの忍(しのぶ)だけでなく、様々な登場人物の感情が細かく描かれていてすごくいいなと思いました」と水川。Kis-My-Ft2の千賀健永、ジャニーズJr.の高田翔、人気ドラマ「半沢直樹」等で話題の滝藤賢一ら共演者について聞かれると「和気藹々とみんな仲良くしていましたが、滝藤さんはバイロケが凶暴な役だったので顔や声、演技自体がすごく怖くて現場でも恐怖を感じていました」と語った。
 
 巧妙に張りめぐらされた伏線や、衝撃的なラストに唸らされる本作。最後に「ホラーと聞いて怖いと思われる方も多いと思いますが、ひとりの女性の人間ドラマとして、いろんな心情に寄り添いながら観ていただいて、そして驚いてもらえたら嬉しいです。楽しんでください」と観客へメッセージを送った。
 
 さらに本作とは別のエンディングが用意された『バイロケーション 裏』が2月1日(土)より公開。観た後の印象がまったく異なる仕上がりとのこと。どちらもチェックしておきたい!



(2014年1月15日更新)


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凛とした美しさを放つ、水川あさみ

Movie Data


©2014「バイロケーション」製作委員会

『バイロケーション』

●1月18日(土)より、TOHOシネマズ梅田ほかにて公開

出演:水川あさみ/千賀健永(Kis-My-Ft2)/高田翔(ジャニーズJr.)
   滝藤賢一/浅利陽介/酒井若菜/豊原功補
原作:法条遙「バイロケーション」(角川ホラー文庫刊)  
監督・脚本:安里麻里
主題歌:黒夢「ゲルニカ」(avex trax)

【公式サイト】
http://www.bairoke.jp/

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/161905/