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《第35回ぴあフィルムフェスティバル》
PFF in 京都 & PFF in 神戸 今年は連続開催
気になるラインナップの中から
一部オススメ作品をご紹介します!

 プロへの登竜門として、現在活躍する数多くの映画監督を輩出している自主映画の祭典《ぴあフィルムフェスティバル》(以下、PFF)が、京都シネマで12月7日(土)~20日(金)、神戸アートビレッジセンターで12月21日(土)~23日(月・祝)と連続開催される。
 
 35回目を迎えた本映画祭の今年の応募総数は511本、その中から厳選された16作品をメインプログラムとなる「PFFアワード2013」部門で上映。自主映画と一括りに言ってもオフビートなクスッと笑える作品からゾンビ映画、音楽映画など今年も完成度の高いラインナップが揃う。ほかにも「招待作品」部門では“こんな世界があるなんて知らなかった!”と感じるであろう作品に絞り、橋口亮輔監督による『ゼンタイ』やイアン・トーマス・アッシュ監督によるドキュメンタリー『A2-B-C』など話題作の上映も企画されている。
 
 また、京都シネマでは「さよなら? 8mmフィルム」と題した特別企画も実施。8mm映写機をこの企画のために持ち込んでの上映となり、これはかなり貴重で得難い体験になるに違いない。さらに同会場では、PFF開催期間内の12月14日(土)~20日(金)にPFFアワード2011エンタテインメント賞(ホリプロ賞)受賞作『ニュータウンの青春』(監督:森岡龍)と第22回PFFスカラシップ作品『HOMESICK』の公開もあり、若い才能がひしめくラインナップとなっている。
 
 京都会場が終了すると、翌日12月21日(土)からは神戸での開催。神戸アートビレッジセンターを会場に、「PFFアワード2013」16作品、『ゼンタイ』『A2-B-C』は京都と共通。神戸だけの企画としては斎藤久志監督の最新作『なにもこわいことはない』の特別プレミア上映する。年の瀬の忙しい時期だし、何を観たらいいのか分からないという方のために少し注目作をご紹介いたします。
 
「PFFアワード2013」より一部ご紹介!
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★映画ファン賞/観客賞(名古屋) 受賞
『震動』 (2013/73分/平野朝美監督)

施設で育ち、兄弟のように育った男女を主人公に、音楽がふたりの間に亀裂を作り、亀裂によって愛が深まる様を描く感動作。自主映画を初めて観る方にもオススメのクオリティの高い作品

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『Living with the Dead』 
(2013/49分/富樫渉
監督)

新型ウィルスにより街にゾンビが溢れる生活を日常的な視点で描く非アクション指向の正統派ゾンビ映画。ゾンビを自宅に招き入れ、首輪をつけて散歩に行ったり!? 今までになかった日本的なゾンビ映画。

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★グランプリ 受賞
『夜とケイゴカー』 
(2013/45分/
市川悠輔監督)

イッチーとケイゴの悪夢のドライブを描くロードムービー。ふたりのやりとりが面白く、クスクス笑って観ていると、いつの間にか意外な展開に。後半の意図的な仕掛けをどう受け止めるかはそれぞれの自由です。

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★審査員特別賞/バンクーバー映画祭グランプリ 受賞
『山守クリップ工場の辺り』 
(2013/99分/池田暁
監督)

手作業でクリップを生産する工場で働く人々の姿を、時代設定不明で描いたダークファンタジー。淡々と生きる人々に起きる些細な出来事が思いもよらぬコメディとして成り立ち観客を驚かせるはず。

 




(2013年12月 5日更新)


Check
『シュトルム・ウント・ドランクッ』 (C)シュトルム・ウント・ドランクッ製作委員会
【京都】12/7(土)18:40~ ※山田勇男監督来場予定
『A2-B-C』 (C)Ian Thomas Ash 2013
【京都】12/19(木)18:40~ 【神戸】12/21(土)11:00~
※両会場共、イアン・トーマス・アッシュ監督来場予定

Event Data

《第35回ぴあフィルムフェスティバル》

●12月7日(土)~20日(金)、京都シネマ
●12月21日(土)~23日(月・祝)、神戸アートビレッジセンター

【公式サイト】
http://pff.jp/35th/

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