京都から新たなイタリア文化を発信!
個性あふれるふたりのイタリア映画監督の特集上映
《DVDでは観られないイタリア映画
アゴスティ&カプッチョ特集》開催!
9月7日(土)から20日(金)まで、京都の元・立誠小学校特設シアターにて、個性あふれるふたりのイタリア映画監督の特集上映《DVDでは観られないイタリア映画 アゴスティ&カプッチョ特集》が行われる。
アゴスティという名前を聞いてピンと来る人もいるはず。4年前に京都で上映されたのをきっかけに全国の映画ファンが注目したイタリア映画界の異端児シルヴァーノ・アゴスティ監督、その人だ。今回の上映も4年前の上映時と同じく手掛けるのは京都ドーナッツクラブ(当時は大阪ドーナッツクラブ、2013年1月に改名)。大阪外国語大学のイタリア語学科で学んだ野村雅夫(現FM802DJ)、有北雅彦(現かのうとおっさん)が中心となり、イタリアの演劇を翻訳上演することをきっかけに2005年に結成、今では12人のメンバーで「知的好奇心の輪を広げる」をモットーに、映画の上映会、小説や絵本の出版、舞台の上演、写真展の開催などを企画する団体だ。
今回の上映は「アゴスティに続き、新たなイタリア映画を配給したいという思いから、アゴスティとも親交が深いマルチタレントのファビオ・ヴォーロが出演している『ふたつにひとつ』(Uno su due)を上映することになった」のがきっかけとのこと。さらに同作のエウジェニオ・カプッチョ監督と話をし、彼の作品2本(『フィルムがない!』、『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』)も本邦初公開されることになったという。
映画の配給作業と並行し、コワーキングスペース(兼ドーナッツクラブ事務所)「チルコロ京都」を開設。今回の上映では、「ドーナッツクラブのイタリア映画配給体験談」や「陽気なイタリア社会の困難な現状」、そして最終日には「アゴスティ&カプッチョ特集上映終了 懇親会」と題した関連イベントも開催。作品ももちろん気になるけど、京都から新たなイタリア文化を発信し続ける同団体の動きにも注目したい!
《アゴスティ&カプッチョ特集》
【日程】9月7日(土)~20日(金)
【会場】元・立誠小学校 特設シアター
【料金】一般1400円/学生1200円
【上映作品】
★シルヴァーノ・アゴスティ
『カーネーションの卵』『ふたつめの影』『快楽の園』『天の高みへ』
『人間大砲』『クワルティエーレ~愛の渦』
★エウジェニオ・カプッチョ
『ふたつにひとつ』『ただ彼女と眠りたかっただけなのに』
『フィルムがない!』
★パオロ・ブルナット
『シルヴァーノ・アゴスティ 見えないものを見る人』
(2013年9月 6日更新)
Check