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「この映画は僕の代表作となる作品です!」
佐藤健らキャスト陣&大友啓史監督から
自信満々のコメントが飛び出した『るろうに剣心』
佐藤健&武井咲ら来場舞台挨拶レポート

 1994年から5年に渡って週刊少年ジャンプに連載され、テレビアニメ化もされた大人気コミックを、大河ドラマ「龍馬伝」の大友啓史監督が実写映画化した『るろうに剣心』が8月25日(土)より大阪ステーションシティシネマほかにて公開される。かつては伝説の人斬りとして恐れられるも、維新後に殺さずの誓いを立てた伝説の剣客・緋村剣心が様々な人との出会いを通じて、自らの生きる道を見いだして行く姿が描かれる。佐藤健が主演を務めるほか、武井咲や蒼井優ら人気若手俳優が名を連ねていることも話題の作品だ。本作の公開に先立ち、主人公の緋村剣心を演じた佐藤健と、偶然剣心と出会い、剣心が守ろうとする神谷活心流の師範代。薫に扮した武井咲、剣心に戦いを挑むものの、その後仲間となる相楽左之助を演じた青木崇高、そして大友啓史監督が来阪し、舞台挨拶を行った。

 

 大河ドラマ「龍馬伝」で視聴者を魅了した、大友啓史によるダイナミックな演出と臨場感がさらにパワーアップし、徹底的にこだわった生身のアクションとキャラクターの人間性が伝わるドラマティックな描写により今まで観たことのないアクション・エンタテインメント作に仕上がっている本作。まずは、大人気の原作を実写映画化に挑んだ大友監督に苦労のほどを聞いてみると、「マンガの剣心は最強ですし、神の速さですから(笑)。まず乗り越えなきゃいけなかったのは、それをどういう風に作っていくのかということでした。キャラクターもひとりひとり、すごくエッジがきいているし、そういう意味ではまず健くんが決まったんですが、剣心は彼以外にいないでしょ?」と監督が観客に問いかけると、満員の会場からは割れんばかりの拍手が起こった。さらに、監督が「ヒロインとして、武井さんがきまり、青木さんや香川さん、吉川さん、江口さんが決まったので、魅力的な俳優たちがこれだけ集まれば、もう勝負できると思いました」と続けると、客席からは納得の声が。

 

 続けて、佐藤への演出について質問すると、「健くんは小さい頃から剣心の大ファンでしたから、彼自身が最初に想定しているレベルが高かったんです。それをどこまで引き上げるのかが演出家の仕事なのですが、最初からモチベーションが高かったので、逆に自由に演技してもらうほうがいいと思いました」と評価。それに対して佐藤は、「緋村剣心を自分がやることになった時点で、今までと同じじゃいけないくらいハードルが高くなると感じました。自分が剣心をやるなんてありえないし、やるんだったら原作ファンの方にも納得して頂けて、自分も納得できるようにしなければいけないと思ったので、きっと特別な作品になるんだろうと思いました。実際、大友監督や皆さんと現場で作って、これは間違いなく代表作というか、今までの作品と全然違う特別な作品になるという実感がわいてきて、今日こうして皆さんに見ていただけることがうれしいです」と今までにない意気込みを語ってくれた。

 

 また、武井に出来上がった作品を観た感想を聞いてみると、「すごく格好よかったですね。実際現場でモニターを見ていた時も、本当に同じ人間かと思うぐらいすごいアクションをされていて、そして私が見ていないアクションシーンもいっぱいあったので、完成した映画を観た時は、「こりゃ大変だっただろうに」と思いました(笑)」とコメント。会場からは爆笑が起こっていた。一方、佐藤は女性の目線が気になるようで、「女性からみてどうだった? 男はこの映画とにかく大好きだから、女性でも楽しめるのか疑問で」と武井に質問。すると、武井は「もちろん、楽しいですよ!」と元気に答え、佐藤も満足そうな表情を浮かべていた。

 

 最後に、それぞれに本作への思いを語ってもらうと、青木は「この映画は、本当に突き抜けています。大げさではなく、皆さんの映画を観終わった後の顔が楽しみです。本当に楽しめる映画です」と自信たっぷりに語り、武井は「とにかく格好いい作品になっています。こんないい雰囲気の中で頑張って撮影しました。やっと完成して、皆さんに観てもらえるのを待っていたので、ぜひ楽しんでまたそれをいろんな人に伝えて、何回でも何十回でも何百回でも見てください!」と語り、佐藤は「この映画に説明の言葉はいらないと思いますし、観ていただければわかると思います。だから、公開日より一足先に観ていただくので、みなさん、僕たちと一緒に宣伝をしていただいて、公開前にこの映画を日本中に広めるために僕も頑張りますので、皆さんも力を貸していただければ嬉しいです!」とやはり、自信を込めたコメントだった。ここまでの自信のほどが伺えるキャスト陣のコメントを聞いた大友監督は、「健くんが代表作になると言っていましたが、たぶんここにいる武井さん、青木さんにとっても代表作、ターニングポイントとなる作品だと思うんです。今日ここに来られなかったキャストにとってもきっとそうです。スタッフが、今の時代に必要な僕たちが愛せる新しいヒーローを作りたいと思って昨年の夏、地獄のような京都の暑さのなか、4ヶ月かけてつくりました。そういう意味では、僕はスタッフの代表としてきているのでスタッフの熱意も含めて、今日は皆さんにぜひ受けとってもらいたいと思います。健くんが言ってくれたように、もし気に入って頂けたらたら、ぜひスタッフの一員になっていただいて、僕たちの努力と熱意を色々な人に届けられるよう、ご協力いただけたらと思います」と監督もからも自信たっぷりのコメントが飛び出し、会場からの喝采の拍手とともに舞台挨拶は終了した。

 

 監督&キャスト陣が語ってくれたように、普段は優しく、コミカルな表情で人々を魅了するが、戦いの場面では人が変わったような鬼気迫る表情を見せる抜刀斉を、見事に体現した佐藤健の演技はもちろん、日本映画史に残るアクションシーンなど、見どころたっぷりの本作を、ぜひスクリーンで堪能してほしい。




(2012年8月24日更新)


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Movie Data




(C)和月伸宏/集英社 (C)2012「るろうに剣心」製作委員会

『るろうに剣心』

●8月25日(土)より、大阪ステーションシティシネマほかにて公開

【公式サイト】
www.rurouni-kenshin.jp

【ぴあ映画生活サイト】
http://cinema.pia.co.jp/title/157127/