ホーム > NEWS > 「大どろぼうの家」が いよいよ京都市京セラ美術館で開催!
最後の盗みに出た、かの有名な「大どろぼう」の家に来場者がこっそり忍び込むという設定で構成された、大人も子どもも新たなエンタテインメント体験が楽しめる「大どろぼうの家」が6月14日(日)まで、京都市京セラ美術館にて開催中。
回廊、応接間、隠し部屋など8つの部屋に分けられた展示室では、歴代のどろぼうの肖像画や変装道具、書物や美術品など謎が謎を呼ぶ品々が並んでいる。8つの部屋にはそれぞれ違う泥棒が住んでいて、そのどろぼうは引退を決めて最後の盗みに出ている、という設定で、どろぼうが後にした家に来場者が忍び込んで、各部屋にある泥棒のコレクションを覗き見するという体験型の展覧会。各部屋に飾られたアイテムをヒントに、「大どろぼう」の正体を想像しながら展示を楽しんでほしい。

最初に入るのは「緑の回廊」。大どろぼうから依頼をうけて描かれた、ユーモアたっぷりの古今東西の大どろぼうの肖像画が15点、回廊を飾っている。さらに、2020年5月の京都市京セラ美術館リニューアルオープン以来、玄関から消えていたロダンの彫刻が京都展オリジナルで展示されている。

2番目は「青の応接間」。建物や鍵の構造、警備システムの抜け道、身体の可能性など、様々なことを本から学んだ、大真面目な大どろぼうの部屋。蔵書を眺めているだけでも、この部屋の大どろぼうが勉強家であることが伝わってくるはず。

3番目は「赤の隠し部屋」。3世代のどろぼうが集めた、絵本や漫画、映画のDVDやポスター、パンフレットにゲームに至るまで、ありとあらゆるコレクションがずらりと並んでいる。3世代のどろぼうが集めただけに、どの世代にも刺さるアイテムがあるはずなので、じっくりと眺めて楽しんでほしい。

4番目は「銀の庭」。宇宙にあこがれていたロマンチストの大どろぼうが、谷川俊太郎の訃報を聞き、宇宙や星をめぐる15の詩を盗み出し、庭を飾っている。谷川俊太郎の詩の朗読と音で構成するインスタレーションで構成され、さらに京都展では、どろぼうが詩を盗み出した時に撮影した谷川俊太郎の自宅写真なども展示されている。

5番目は「白の小部屋」。さくらももこのイラスト、加藤久仁生のがまくんとかえるくんのアニメーションのイラストなど、人気作家の作品を展覧会から盗み出した、アート好きなどろぼうのアイテムが並ぶ。さらに京都展では、普段は美術館で展示されていない、ゴヤやルノワールの秘蔵コレクションも飾られている。

6番目は「黒の壁」。片方だけなくなった黒の靴下が、いつの間にかカラスによってコレクションされていたという設定。様々な種類の黒の靴下が渦巻状に並んでいるのは圧巻だ。

7番目は「トリコロールの廊下」。引退を決めた大どろぼうは、後継者を育てるための絵本を作ろうと考え、著名な絵本作家ヨシタケシンスケを盗み出し、「どろぼうを育てる絵本」を描く指令を出したそう。大どろぼうのコレクションのひとつになった絵本の原画や、ヨシタケシンスケのインタビュー記事など、思わず笑顔になるユニークな展示が並んでいる。

8番目は「光の蔵」。色々な泥棒の趣味嗜好のアイテムが並ぶ中、いつの間にか世の中から姿を消してしまった、懐かしく思えるものが飾られている。実は、それは表向きで、泥棒の見習いたちが大どろぼうになるための遊びを仕掛けているので、遊び方という札を見て楽しんでほしい。中には野性爆弾・くっきーら芸人のネタに必要な小道具まで!?

最後には、どろぼうジムという、赤外線が張り巡らされた場所が。線に当たらないようにくぐり抜けると、電話で大どろぼうからのメッセージを聞くことができる。

そして、グッズ売場には本展覧会のオリジナルグッズが。展覧会を構成する8つの部屋を描いた「大どろぼうの家」や、大どろぼうに盗まれたヨシタケシンスケが描いたどろぼうの絵本「まだ大どろぼうになっていないあなたへ」などの書籍のほか、その絵本から生まれたオリジナルグッズなど、会場でしか手に入らないグッズが盛りだくさんだ。

「大どろぼうの家」は、6月14日(日)まで、京都市京セラ美術館にて開催。
取材・文/華崎陽子
(2026年4月14日更新)
●6月14日(日)まで
【時間】10:00~18:00(最終入場は17:30)
【会場】京都市京セラ美術館 本館 北回廊2階
休館:月曜 ※5月4日(月・祝)は開館
【料金】一般1,900円 大高生1,200円 小学・中学生700円
※未就学児童は入場無料。
※障害者手帳等ご提示の⽅は本人及び介護者1名無料(障害者手帳等確認できるものをご持参ください)
※学生料金でご入場の方は学生証をご提示ください。
※期間中1回有効。
【お問い合わせ】京都市京セラ美術館TEL:075-771-4334
【公式サイト】
https://www.ktv.jp/event/oodoroboukyoto/