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主演の木村文乃と田中樹らが大阪で舞台挨拶に登壇!
WOWOW『連続ドラマW I, KILL』
大阪舞台挨拶レポート

WOWOW と松竹・松竹京都撮影所がタッグを組んだ、初の完全オリジナル大型企画『連続ドラマW I, KILL』が、放送・配信中。

舞台は、"群凶"と呼ばれる、人を襲い食らう謎の怪物が突如として現れた鎖国前夜の日本。幕府は群凶が現れると、ひそかに群凶とその地域を焼き払い隠蔽していた...。極限状態の中で、血の繋がらぬ娘を守るため立ち向かう元忍び・お凛と、人としての意識を持ちながら"群凶"になった謎の男・士郎。ふたりが出会った時、運命は大きく動き出す...。

木村文乃と田中樹が主演を務め、共演には、富田靖子や高橋克実、そして山本耕史ら豪華キャストが集結。そんな本作の放送を記念し、5月21日(水)、大阪ステーションシティシネマで、第1話特別上映会が行われ、上映前に木村文乃と田中樹、そして服部大二監督が登壇し、舞台挨拶を行った。

まずは木村が「大きなスクリーンで観ていただけるスペシャルな日にたくさんの方に来ていただけてとても嬉しいです。おおきに」と撮影場所の京都にちなみ、京都弁で挨拶。監督が「第1話をスクリーンで観られるのは大阪だけなので楽しんでください」と挨拶し、舞台挨拶は始まった。

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大阪での舞台挨拶について木村は「私は毎回、トイレで迷うんですが、劇場の方に優しく教えていただいて、今は穏やかな気持ちでここに立っています」と人の温かさに感激した様子。田中も「先ほど僕も優しくしていただいた」と言い、「朝からポップコーンの匂いがすると言ってたら「ご用意します」とおっしゃってくださって、ポテトを頼みました(笑)」とオチをつけると、木村が「ポテトかい」とツッコミを入れる場面も。

昨年秋に約2カ月、松竹京都撮影所を中心に関西圏で撮影された本作。大阪や京都のエピソードを尋ねると、木村は「満月ポンです」ときっぱり。「お菓子や飲み物が置いてあるところに置いてあったので食べてみたら美味しくて感動して。あまりに感動したのでXで呟いたら、本社の方がたくさん送ってくださって、満月ポンに困らない生活してます(笑)。ありがとうございます」と感謝。「これから満月ポンを見るたびに、『I,KILL』の現場を思い出します。過酷だったなって(笑)」と笑顔で話した。

田中は「ライブでも来ることはありますが、関西は安くて美味しいお店が多いですよね。『I,KILL』の撮影中はスシローに行ってました」と言い、「知ってました?あそこ美味しいんですよ」と観客に語りかけると、場内からは笑い声が。MCからお気に入りのネタを聞かれると、田中は「それは日によって違いますよ!」と熱弁。「中トロにいくこともあれば、赤身にする時も」とお気に入りのネタを紹介。

そして、時代劇でありながらサバイバルスリラーでもある本作で特にこだわった点を聞かれると監督は「時代劇もゾンビも、ある意味ファンタジーの世界。ファンタジーの中でも、特にこのふたりの人間ドラマをしっかり作っていくことを心がけた」と撮影を振り返り、「たまたま他の作品が入ってなかったので、数々の有名作品を作ってきた時代劇のオープンセットを、制作部、美術部に頼んで血みどろにしてもらいました」と明かした。

そんな伝統ある京都撮影所での撮影について木村は「撮影が夜中や朝方まで続くことも多かった」そうだが、「十兵衛役の山本耕史さんが、寒かったのでドラム缶の中に火を炊いていたら、お芋とお餅を持ってきてくださって。撮影所の皆さんが網とトングを持ってきてくれて、火の番までしてくださった」そう。「温かくて美味しいものを食べられるのがまず違う」とスタッフとの温かい交流と温かい食べ物に感激していたよう。

そんなふたりのアクションシーンも特徴の本作。アクションシーンについて監督は「全く正反対のアクション」だったと言い、「木村さんは感情を出して動く。田中さんは感情は表に出ないけど、野性的で亜流なので、普段とは違う身体の使い方をしていて。どちらも夜から朝まで撮影していたので、おふたりの体力と精神力には脱帽でした」と称賛した。

最後に監督が「キャスト・スタッフが力の限り作った作品です。大阪から全世界に発信していきたいと思ってます」、田中が「ゾンビが出てきますが、怖いとかグロテスクなだけの物語ではなく、ひとりひとりのドラマがしっかり描かれています。スケール感の大きさやクオリティの高さも最高峰だと思います。皆さんに『I,KILL』の輪を広げていただけたら嬉しいです」、木村が「サバイバルスリラーでもゾンビものでもなく、人間の縁と人情物語がベースになっていて、関西の美しい景色を背景に、一切妥協のないゾンビ達が出てきて、切なくも美しい映像になっています。日本でもこんなクオリティの高いゾンビものが作れるんだと誇らしく思える作品です。怖がらずに見入っていただければ嬉しいです」と作品をPRし、舞台挨拶は終了した。

取材・文/華崎陽子




(2025年5月21日更新)


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Drama Data

『連続ドラマW I, KILL』

▼WOWOWにて放送・配信中
出演:木村文乃 田中樹 田牧そら 富田靖子 高橋克実 山本耕史 ほか
監督:ヤングポール 服部大二
脚本:港岳彦 ばばたくみ 川滿佐和子

【公式サイト】
https://www.wowow.co.jp/drama/original/i-kill/