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⼤阪・関⻄万博と同時期に開催される国際芸術祭
「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭2025」

⼤阪・関⻄万博と同時期に、夢洲の万博会場をはじめ、安藤忠雄⽒設計の⼤阪⽂化館・天保⼭、⿊川紀章⽒設計の⼤阪府⽴国際会議場(中之島)、さらに⻄成や船場地区など、⼤阪を象徴する各地で展開される「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭2025」(4⽉13⽇(日)から10⽉13⽇(⽉・祝)まで開催)。アート版SXSW(音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント)を目指すべく、2022年からプレ芸術祭として3回開催し、遂に本祭を迎える。

⼤阪・関⻄万博と⼤阪⼀帯をつなぐ役割を担う芸術祭として、国内外のアートプロジェクトを通じ、「アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭」として実施する本芸術祭。開催に先立ち、2月13日(木)、「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭2025」の総合プロデューサーである鈴⽊⼤輔⽒に加え、作品のキュレーターや参加アーティスト数名が登壇し、⼤阪・関⻄万博公式アートプログラム「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭/EXPO PUBLIC ART」および、大阪・関西万博と同時期に⼤阪⼀帯で開催されるアートプログラムに関するメディア向け発表会が行われた。

まずは、「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭」総合プロデューサーの鈴⽊⼤輔⽒が、現在18か国51名のアーティストの参加が決定していることを明かし、各会場のプログラムを紹介。

まず、「大阪・関西万博会場」では、会場内にパブリックアート(野外彫刻や壁画など)を、「Study:大阪関西国際芸術祭/EXPO PUBLIC ART」として展示。世界各地に赴き、艶消しのハートの石を現地の子どもと磨く活動を続けるアーティストの冨長敦也氏は、「5大陸の石を西ゲート広場に置きまして、そこに集う方々と磨きます。世界中から子どもが集まることに今からワクワクしてます。子どもの時に、万博の月の石で感動しました。火星の石もきっと魅力的でしょう。でも、地球の石は触れますから。みんなで磨きたいと思います」とコメント。

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「大阪文化館・天保山」では、超リアルな身体表現が鑑賞者を錯覚へ誘い、命の輪郭を揺るがし、「人間とは何か」を問いかける、彫刻をメインとした「Reshaped Reality」展を開催(現在、10ヶ国26名のアーティストが参加予定)。万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」と呼応し、「人・命への考察」を深める契機にしてほしいとのこと。

「大阪キタエリア」では「都市とアートの関係性」と題し、うめきたエリアの街全体をミュージアムとし、ビルや公共空間、サイネージなどをアートの展示会場へ変容。キュレーターの佐久間洋司氏がメインとなる「思弁的な音楽」と題した展覧会を開催。佐久間氏は、ボーカロイドやインターネットのカルチャーを代表する方々と現代アートを作る取り組みを手掛けており、「特に10代、20代の若い方に、いつの間にか働きかけられるうめきたという場所で、魅力的な若手クリエイターの作品群が万博をきっかけに世界へ届いていくよう、新しいアートの価値、エンタテインメントによって街が変わっていくことを目指したい」と意気込みを語った。

「西成エリア」では、「変容する街でのアートの可能性」と題して開催。街を芸術大学に見立てる方法で活動している釜ヶ崎芸術大学主宰の上田假奈代氏は「街がどんどん変わる中で、西成の路地のアートを紹介するツアーを案内します。また、船場エリアに釜ヶ崎芸術大学を出現させて、出会いと表現の場を作ろうと思っています」とコメント。

「船場エリア」では、「東西南北、文化の交差する街」と題し、関西のアーティストを中心に展覧会を開催。日本三大繊維問屋街でもあった船場は中央線と御堂筋線が交差するように文化も交差する街。キュレーターの岸本光大氏が、幅広い世代のアーティストたちによる芸術実践を通して、人間の本質をめぐる静かで鋭い問いかけの場を目指すとのこと。

また、日韓国交正常化60周年を記念し、韓国でアートフェアを開催する「PLAS」と合同開催する国際アートフェア「Study×PLAS:Asia Art Fair」を、7月21日(月・祝)~23日(水)の期間に大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)で開催する。こちらは、多彩なアート作品を観て体感し、購入できる貴重な機会になるだろう。

「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭2025」は、4⽉13⽇(日)〜10⽉13⽇(⽉・祝)まで、⼤阪⽂化館・天保⼭(旧サントリーミュージアム)ほかにて開催。




(2025年2月13日更新)


Check
万博会場内パブリックアート・アーティスト冨⻑敦也氏
2025年⽇本国際博覧会⼤阪パビリオン推進委員会ディレクター佐久間洋司氏(大阪キタエリア・キュレーター)
「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭」総合プロデューサー鈴⽊⼤輔⽒

Event Data

「Study:⼤阪関⻄国際芸術祭 2025」

●4⽉13⽇(日)〜10⽉13⽇(⽉・祝)
会場:⼤阪・関⻄万博会場内/⼤阪⽂化館・天保⼭(旧サントリーミュージアム)・ベイエリア/中之島エリア(⼤阪府⽴国際会議場)、船場エリア/⻄成エリア/⼤阪キタエリア/松原市他(2025年2⽉時点)
【展覧会パスポート】
料金:前売一般3,000円 前売学生 2,500円※要学生証
開催期間中一般3,500円 開催期間中学生3,000円※要学生証
※大阪・関西万博、アートフェアには本チケットでは入場できませんのでご注意ください。
「Study×PLAS:Asia Art Fair」
●7⽉21⽇(月・祝)〜23⽇(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
【アートフェアチケット】
料金:前売一般3,000円 前売学生 2,500円※要学生証
開催期間中一般3,500円 開催期間中学生3,000円※要学生証
※大阪・関西万博には本チケットでは入場できませんのでご注意ください。
※中学生以下無料。
【展覧会&アートフェアセットパス】
料金:前売5,000円 開催期間中6,000円
※大阪・関西万博には本チケットでは入場できませんのでご注意ください。
※中学生以下無料。

【公式サイト】
https://osaka-kansai.art/

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