ミュージシャン考案のメニュー約50種が揃う
期間限定コラボレストラン『音食キッチン2025』が
ミナミエリアに登場！

2月28日まで、大阪・心斎橋ビッグステップ7階にて、アーティストコラボレストラン『音食キッチン2025』が開催中。2023年1月に初回が開催され、今回で3回目となる『音食キッチン』は、大阪府と大阪市が主催する「大阪来てな！キャンペーン」によるフードイベント。これまでは大阪・キタエリアで開催してきたが、今回は初めてミナミエリアに登場する。期間中は食券引き換え制で、アーティスト考案のスペシャルメニューが食べられるほか、参加アーティストらの限定グッズ販売やスペシャルイベントも実施。この記事では、ぴあ編集部が実食した気になるメニューや会場のようすをお届けします！

ここでしか食べられないスペシャルメニューを堪能

コラボレストランには、大阪のラジオ局・FM802のDJ4人を含む約50組のアーティストが参加。約50種のスペシャルメニューやドリンクは、すべて各アーティストのオリジナルレシピを再現したもので、丼、カレー、ラーメンなどガッツリお腹を満たせるものから、お酒に合わせたいおつまみ系、パンやデザート、オリジナルカクテルまでバラエティ豊かなメニューが揃う。

入場は無料。食券は、大人3300円(税込、100円×33枚）、学生は2200円(税込、100円×22枚)で、それぞれテイクアウト・イートインに対応し、追加チケットは100円単位で購入することがきる。食券は会場の受付でも購入できるが、プレイガイドで事前購入も可能。

食券を購入したら、ドリンクはドリンクカウンター、フードはフードカウンターでスタッフに食券を渡して注文しよう。料理ができたら番号呼び出しで知らせてくれるので、受け取り口へ。フードコートのようなシステムなのでわかりやすい。テイクアウト対応メニューも同様に注文することができる。編集部チームも早速食券を購入していざ実食！

回を重ねるごとに参加アーティスト数が増えているこのイベントだが、まずは「音食キッチン」常連組のメニューをチェックすることに。バンド界きってのラーメン通として知られるRONZI（BRAHMAN/OAU）のラーメンは、「音食キッチン」初回から登場する人気メニューのひとつだ。「背脂だらけのにんにく中華そば／1000円・ハーフサイズ700円」は、醤油タレが味わい深く、背脂たっぷりのこってりスープを香り高くまとめている。柔らかい肉質の巻きチャーシューや喉ごしの良い中細麺もハイレベル！

全国に行きつけのカレー屋さんがあるという、カレー好きギタリストTAXMAN（THE BAWDIES）は、初回からこだわりのカレーを提供。メニュー名から気になる今回のカレーは、「TAXMANが-4℃の中作った、星空キャンプチキンカレー。ベータ版／900円」という煮込み系スパイスカレーだ。ルウにとけた玉ねぎとほろほろチキンの甘味に加え、カイエンペッパーの辛味があとから追いかけてくる爽快なスパイス感がたまらない。ルウのみ（700円）もあるので、お酒のアテカレーとしてもオススメだ。

アジア系のメニューも気になる！ということで、台湾好きのライターOが気になったのは、台湾の朝ごはんでおなじみの鹹豆漿。東出真緒（BIGMAMA）の「台湾朝ごはん 鹹豆漿シェントウジャン／700円」は、まろやかな豆乳にお酢の酸味をきかせたスープが超クリーミー！スープがしみこんだ揚げパン、ナッツの食感がアクセントになっている。台湾では朝に食べられることが多いメニューだが、お酒を飲んだあとのシメにもいいかも。

料理YouTubeの発信やレシピ本の出版を行うバンド界の料理番長、伊地知潔（ASIAN KUNG-FU GENERATION）のメニューも毎回注目の的。今回はインドネシア発祥の麺料理「ミーゴレン／900円」でアジアンな風を吹かせる。野菜や厚揚げがたっぷりはいった具沢山がうれしい。「めっちゃおいしい！なんぼでも食べられる」と同席したFM802 DJの土井コマキ氏もお箸が止まらないようすだった。

豆腐や温玉など自身の好物がつまった「オチケン"ニック"豆腐／700円」を考案したのは、今回初参戦となるFM802 DJ・落合健太郎。紅しょうが入りのほんのり甘いスープに癒される。「やさしいスープが染みる～」とチケット担当H氏も絶賛。途中で温玉をつぶすとまた違った味わいに。

協賛各社とのコラボメニューにも注目！シンガーソングライターのTani Yuukiが EP『HOMETOWN』の収録曲「I'm home」をイメージした「大人のI'm home／700円」は、「濱田酒造」の本格芋焼酎「だいやめ～DAIYAME～」を使用した新感覚のカクテル。ライチのような香りの芋焼酎をアールグレイで割った爽やかな飲み口で、あとからしっかり芋感も感じられる。焼酎が苦手な人や初めての人にもオススメだ。底にはぶどうのゼリー入り。ドリンクメニューは、アルコールからソフトドリンクまで各種用意されている。

弁当本『鬼弁～強面パンクロッカーの弁当奮闘記～』でおなじみのTOSHI-LOW（BRAHMAN/OAU）の"鬼弁"はテイクアウトにも大好評だ。今回は、「ヒガシマル醤油」とのコラボメニューに挑戦！手の平サイズの鶏天がどどーんとのった「鬼弁（鬼とり天丼）／1000円」は、「うどんスープ」を使用した卵とじご飯や鶏天がやさしい味わいで、ボリューミーだけどペロリといけそう。インパクトある見た目ながら、鬼のやさしさが感じられる丼ぶりをぜひご賞味あれ！

編集部チーム＆土井コマキ氏が「美味しい！」と揃って大絶賛したのは、福永浩平（雨のパレード）の「ディルの風香るチキンと緑のハーモニー／900円」。しっとりと柔らかくグリルしたチキンにハーブ香る濃厚なホワイトソースをかけたなんともオシャレなメニュー。ズッキーニ、枝豆などを使った緑のディップや松の実、カシューナッツの食感も技ありで、レストランレベルの味に驚くばかりだった。赤・白ワイン（500円）に合いそう！

最後はやっぱり甘いものでしめたい！焼きバナナが添えられた、高樹リサ（FM802 DJ）の「ㅋㅋㅋ(ククク)クロッフル♪／700円」は、クロワッサン生地をワッフルの型で焼きあげたサクサク食感が美味しい。小さめサイズなので、少し甘いものがほしいときに最高！

店内BGMには、FM802 DJによる場内ラジオが。食事と一緒に楽しんでほしい。さらに会場には、広々としたテラス席も完備。開放的な空間で、友達とお酒やフードをシェアしながらキャンプ気分に浸れそう。ストーブもたくさん設置されているので寒さ対策も万全だ。金土日祝には、ビックステップ１階に「音食キッチン」コラボのキッチンカーも出店予定なので、そちらも要チェック！

取材・文・撮影／岡田あさみ

（2025年2月 4日更新）