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ホーム > NEWS > 印象派作品と日本の浮世絵がシンクロする イマーシブ体験! 約80作品が登場する 『Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』


印象派作品と日本の浮世絵がシンクロする
イマーシブ体験! 約80作品が登場する
『Immersive Museum OSAKA 2025
印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』

5月31日(土)から9月5日(金)までの期間、大阪・堂島リバーフォーラムにて、『Immersive Museum OSAKA 2025 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』が開催される。

初開催である2023年の『Immersive Museum OSAKA "印象派"IMPRESSIONISM』、第2弾となる2024年の『Immersive Museum OSAKA 2024 "ポスト印象派" POST-IMPRESSIONISM』から引き続き、3年目となる『Immersive Museum OSAKA 2025』。「印象派」「ポスト印象派」に続き、第3弾では印象派と浮世絵に焦点を当て、印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネに、日本を代表する浮世絵作家である葛飾北斎や歌川広重らの作品が海を超え、与えた影響に迫るコンテンツを、没入型体験でお届けする。

「Immersive Museum」は、近年演劇やアート、エンターテインメントのジャンルで世界的なトレンドとなっている"Immersive=没入感"をキーワードとする、新たなアート体験プログラム。特別な音響効果と壁面・床面全てに投影される没入映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現。高さ6メートル、約450平方メートルの巨大空間(※)に、画家たちの視点で見た作品世界を再現し、アートの"鑑賞"体験を大きく進化させる。

参加者はその空間内を自由に歩き回ることができ、視覚を通した「見る」「鑑賞する」といった行為を超え、音と映像によりあたかも全身で名画の世界に入り込んだような究極のアート体験が可能になる。

チケットは、4月1日(火)10:00より一般発売開始。

(※)高さ、面積とも空間面積全体を指します。投影面積は異なります。




<コンテンツ概要>

イマーシブミュージアム「印象派」「ポスト印象派」に続く第3弾は、「印象派と浮世絵」。西洋絵画に変革をもたらした印象派の新しいスタイル。その誕生に日本の浮世絵が影響したことは広く知られている。

葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳といった多くの才能が登場し、大衆向けに大量生産されていた版画、浮世絵。生き生きと描かれる庶民の生活や自然の風景、大胆なレイアウトやアングル、多色刷りによる鮮やかな色彩。伝統的な宗教画を頂点とする西洋絵画とは全く異なる文脈で描かれた浮世絵は海を渡り、パリにジャポニスムブームを巻き起こした。

モネやドガは自らの絵画に浮世絵のエッセンスを取り入れ、換骨奪胎しながら印象派を牽引した。総合主義を唱えたゴーガンや、キュビスムへ連なるセザンヌ、独自の画風を築いたゴッホらポスト印象派も浮世絵を多く参照。つまり多少大仰な言い方をするならば、印象派から現代まで続く西洋絵画の発展は、浮世絵なくしては語れないほどの影響を及ぼした。

情報が限られていた時代に海を越えて繋がった二つの絵画。日本の絵師たちとパリの画家の視点に没入する物語は、今までとは異なる新しい美術体験をもたらすだろう。



<シーンのご紹介>

【SCENE01】江戸の町
活気溢れる江戸を描いた「熈代勝覧」を最新映像技術で動画化。会場へ訪れたみなさまを浮世絵が売られている店先へと誘う。

【SCENE02】ゴッホの浮世絵コレクション
ゴッホは浮世絵に魅了され、そこに描かれる「日本」に憧れを抱いていた事がわかるシーンを描く。数百点近くに及ぶ彼のコレクションから一部を紹介していく。

【SCENE03】浮世絵の影響「モチーフ」
当時の西洋絵画では、市井の生活や風俗を描くことの価値は低いと考えられていた。一方、日本の浮世絵はパリの若い画家たちにこれまでにない新しい視点を持ち込んだ。

【SCENE04】東洋と西洋
ヨーロッパの街並みと江戸の街並みを対比する。時空を越えて出会った東西の絵画に没入し、互いに及ぼした影響を想像して楽しめる。

【SCENE05】浮世絵の影響「構図」
浮世絵の大胆な構図も、従来の西洋絵画には存在しない文法だった。印象派の画家たちはそのエッセンスを取り入れ新しい絵画に挑戦した。

【SCENE06】連作
セザンヌが好んで描いたサント・ヴィクトワール山。葛飾北斎の富嶽三十六景と対比して両者の類似と差異を探る。

【SCENE07】ゴッホと浮世絵
浮世絵をこよなく愛したゴッホ。彼が残した数々の名画からはその痕跡は随所に見られ、浮世絵とのつながりを読み取ることができる。

【SCENE08】印象派の夜明け
浮世絵から様々なインスピレーションを受けて、独自のスタイルへと発展させた画家たちの新しい絵画。「印象派」の誕生だ。


<イマーシブ作品情報>
※下記は主な使用作品

葛飾北斎
「富嶽三十六景 神奈川沖波裏」「富嶽三十六景 凱風快晴」「菊に蜂」

歌川広重
「東海道五十三次内 四日市三重川」「不二三十六景 伊豆の海浜」

クロード・モネ
「印象 日の出」「ラ・ジャポネーズ」

フィンセント・ファン・ゴッホ
「星月夜」「ひまわり」「アイリス」

カミーユ・ピサロ
「夜のモンマルトル通り」

ポール・セザンヌ
「サント・ヴィクトワール山」

ポール・ゴーガン
「説教のあとの幻影」

(2025年2月20日更新)


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『Immersive Museum OSAKA 2025
 印象派と浮世絵~ゴッホと北斎、モネと広重~』

4月1日(火)チケット一般発売開始

開催日時:5月31日(土)~9月5日(金) 10:00~20:00(19:00最終入場)
※6月24日(火)~7月3日(木)を除く

会場:堂島リバーフォーラム

料金:
《前売》一般平日2500円、土日祝2700円|中・高校生1800円|小学生800円|障がい者割引2000円
《当日》一般平日2700円、土日祝2900円|中・高校生2000円|小学生1000円|障がい者割引2200円
※8月12日(火)~22日(金)の平日は全日土日祝料金になります。

年齢制限:
小学生以上チケット必要、未就学児は保護者同伴に限り2人まで入場無料。小学生以下のお子様のみでの入場はお断りしております。必ず保護者の方と入場いただきますようお願いいたします。本人確認書類、学生証をご提示いただく場合がございます。

問い合わせ:キョードーインフォメーション■0570-200-888

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