大人も子供も大興奮！
西宮に『ポップサーカス』が初登場！

1996年の旗揚げから全国各地を巡演している『ポップサーカス』が、初めて西宮に登場！ 大型動物を使わず、鍛え上げた肉体で超人的な技を披露する、ヒューマン・アクロバット・サーカスだ。森永乳業近畿工場跡地に大型テントを特設し、今、世界十数カ国から集結したアーティストたちが、日々迫力のパフォーマンスを繰り広げている。家族連れが目立つ客席では、驚きと笑い、歓声と拍手、そして大人も子供も笑顔があふれる。特に子供たちは初めて観るサーカスに大興奮だ。これまで大阪で観て来たサーカスとはまた違う、アットホームな空気感。家族で行きやすい料金設定でもあり、GWの公演は連日ほぼ満席だった。これから行く人たちに向け、その楽しさをライブレポートする。

行き方は4通り。電車利用が一番多い。阪急・西宮北口か阪神・今津駅から今津線で、阪神国道駅へ。駅から国道2号線沿いに東へ平坦な道を徒歩約10分。左手にピンクと黄色のテントが見えて来る。テントの隣は空き地を利用した駐車場。車利用なら雨天の日は足元が汚れてもOKな靴が安心だ。近場の人たちはバスや自転車での来場も。席は、4人1ブースのかぶりつきプレジャーシートなど、当日バージョンアップもできる自販機あり。入るとグッズ売り場や、軽い食べ物も売っていて、場内の飲食が可能。

早めに席に着こう。5分前からクラウンたちが観客を盛り上げる。オープニングにいきなり空中ブランコが飛び出して「お～！」。赤い衣装の女性リングマスターがサーカスの世界へ誘う。クラウンもメンバーの笑えるすご技トリオジャグリング、筋肉マンたちの超絶人間トランポリン、女性集団が次々と繰り出す大技イリュージョン、ハラハラドキドキの空中アクロバット、そして前半最後の回転する巨大マシン・デスホイールの離れ業は圧巻！ そんな中、クラウンと小さなシマウマ(!?)のパフォーマンスが「可愛い～！」。

休憩は15分。その間、客席でポップコーン(500円)を売るのはジャグリングチームのアポロブラザース。トイレは基本女性10室、男性5室。並ぶが意外とスムーズ。バリアフリートイレの用意もあり。後半は、コロナ規制の緩和で、今回やっと中国から参加が叶った6名の女の子のパフォーマンス"お椀一輪車"に温かい拍手。最後の演目は子供たちの一番人気、6名の多国籍チームによるダイナミックな空中ブランコ。フィナーレは全員が笑顔で登場。キラキラした目で彼らに手を振る子供たちは、全身で喜び、拍手を贈る。大人たちもうれしそう。「おもしろかったぁ！」「あと3回観る！」と口々に言いながら、帰途に着いていた。

公演は7月2日(日)まで、津門飯田町 特設大テントにて。チケット発売中。

取材・文：高橋晴代

（2023年5月12日更新）

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