“茶の湯”をテーマにした展覧会が
京都国立博物館で開催
“茶の湯”をテーマにした特別展「京(みやこ)に生きる文化 茶の湯」が、10月8日(土)より京都国立博物館にて開催される。
いまに繋がる茶の湯の原形は、平安時代末頃に中国からもたらされた。茶の湯は、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代と時代が進むなかで徐々に和様化し、現在では日本文化を象徴するものとして世界で認知されている。現在でも、茶道の家元や茶家の多くが京都を本拠としており、京都はそうした茶の湯の歴史のなかで、中心的な役割を果たしてきた。
本展では、京都にゆかりのある各時代の名品を通して、今なお茶の湯が生きる、千年のみやこ・京都を中心とした茶の湯文化を紹介する。
中でも、茶の湯の茶碗の最高位ともよばれる、国宝「大井戸茶碗 銘喜左衛門」の展示や、喜左衛門と並び称され、秀吉が愛用したとされる重要文化財「大井戸茶碗 銘筒井筒」の数十年ぶりとなる関西での公開は見逃せない。また、400年、禅の心をもって守り伝えられてきた名碗。世界に三碗現存するうち、京都・龍光院所蔵の国宝「曜変天目」が10月8日(土)から23日(日)まで公開。さらに、宋の皇帝・徽宗(きそう)筆とつたわる宮廷絵画の傑作、国宝「桃鳩図」が11月3日(木・祝)から6日(日)の4日間、期間限定で公開される。
豊臣秀吉の「黄金の茶室」や千利休の「わびの茶室」が再現展示されるので、時代ごとの喫茶の場をぜひ体感してほしい。
チケットぴあでは、本展と京都国立博物館での呈茶サービスがセットになった観覧券を販売。表千家不審菴、裏千家今日庵、武者小路千家官休庵、藪内家燕庵の協力を得た呈茶が楽しめる。お土産に、京都国立博物館公式キャラクター・トラりんとコラボした京都・老松の和菓子もプレゼント。チケットは、8月26日(金)より発売開始。
「呈茶付きチケット」
京都国立博物館公式キャラクター・トラりんとコラボした京都・老松の和菓子付!
<開催日時>(いずれも土日)
【藪内家燕庵】11月12日(土)、13日(日)
【表千家不審菴】11月19日(土)、20日(日)
【裏千家今日庵】11月26日(土)、27日(日)
【武者小路千家官休庵】12月3日(土)、4日(日)
※新型コロナウイルス感染症の状況により、中止となる場合があります。
<各日時間枠>
①10:00~10:30 ②10:30~11:00 ③11:00~11:30 ④11:30~12:00 ⑤13:00~13:30 ⑥13:30~14:00 ⑦14:00~14:30 ⑧14:30~15:00 ⑨15:00~15:30 ⑩15:30~16:00
※各時間枠、定員20名
※各時間枠、15分前より呈茶会場前で受付開始
<呈茶会場>
京都国立博物館 平成知新館1Fレストラン
※立礼方式での実施
<料金>
前売3500円、当日3700円
※日時指定制での販売。各日、上限に達し次第、販売終了。
(2022年8月26日更新)
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