六甲アイランドに開業して30周年!進化を続ける
「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」に注目!
神戸・海の手「六甲アイランド」に位置する、世界の“シェラトン”ブランドのホテル「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」が、今年6月25日で1992年の開業より30周年を迎えた。先立って24日にはプレス向け内覧会が開催され、この間の事業や今後の展開、このたび進めてきたリニューアル部分の施設などが公開された。
同ホテルは、地上21階地下1階建てで全268室。六甲ライナー「アイランドセンター駅」に直結しており、また阪神高速湾岸線「六甲アイランド北」ランプより約2分という立地から、観光客はもちろんビジネス利用でも、大阪や三宮方面、各空港からのアクセスも便利なホテル。1992年開業時のオーナーはJTBだったが、2005年7月よりソラーレ ホテルズ アンド リゾーツに。そして2011年12月からはホテルニューアワジが経営している。「シェラトンブランドを感じながらも神戸のシェラトンらしさを実感するホテルへ」というコンセプトのもと、「地域の特性を活かした運営」「食へのこだわり」「ファミリー、女性、子どもにやさしいホテル」「わざわざ来ていただけるホテル」をテーマに、さまざまな企画やイベントを展開している。
・フロント、ロビー周りが一新
6月24日には、2階のホテルフロントがそれまでのカウンター型からアイランド型にリニューアル。宿泊受付はもちろん、ホテル利用の各問い合わせの場合もホテルスタッフとの距離を感じさせず、より親近感とホスピタリティを感じられるように。また今後はロビー周りのソファや調度品なども一新、待ち合わせなどにも便利な、より心地よいスペースになる予定だ。
カウンター型からアイランド型にリニューアルしたフロント
今後、ソファや調度品なども一新するロビー
・神戸六甲温泉「濱泉-HAMAIZUMI-」
2014年4月にオープンした天然温浴施設「濱泉(はまいずみ)」では、ホテル敷地内の地下1600mから毎分最大400Lも湧き出る温泉が、源泉かけ流しで楽しめる。内湯や露天風呂、貸切温泉(別途有料)、湯上りラウンジなどがあり、宿泊者はもちろん誰でも楽しめる日帰り温泉としても人気を集めている。
<営業時間>
・宿泊者 6:00~24:00(10:30~12:30は清掃のためクローズ)
・日帰り 12:30~21:00(最終入場20:00)
※毎週火曜日9:30~16:30は定期メンテナンスのためクローズ
<利用料金>
・宿泊者 無料(一部プランは除く)
・日帰り 大人2800円、7-12歳1200円、3-6歳500円
※レストラン、バーで2000円以上利用の場合は特別料金2000円で利用可。ほか東灘区民は2000円で利用できるなどの各種割引あり
開放感のある露天風呂が人気
ヒーリングサロンやウォームランジもある湯上りラウンジ
・フードセレクトショップ「シェラトンマルシェ」
2013年6月、シェラトンスクエア2階にオープンしたフードショップ。淡路島や地元の生産者から直接届く新鮮な野菜やフルーツ、地元の加工食品・特産品、ホテル自慢のパン・スイーツなどを販売。併設のカフェコーナーでは新鮮なサラダやパン、スープなども楽しめる。
<営業時間>9:00~19:30
新鮮な野菜やフルーツ狙いなら、午前中の来店がおすすめ
地元・神戸の特産品をはじめ、国内シェラトングループの名産品も揃う
・ペットリラクゼーションハウス「シェラトンドッグ」
2020年1月には、シェラトンスクエア1階に愛犬専用の「シェラトンドッグ」がオープン。ペットホテル、グルーミング、幼稚園などの設備が揃っている。ペットホテルはスタンダードからスイートルームまで全21室(猫対応ルームあり)のプライベート空間で、旅行時の預かりや結婚式への参列対応などきめ細かなサポートをしてくれる。
<営業時間>10:00~19:00
店内はロビーや幼稚園スペースも広々
愛犬のためのさまざまな用品なども販売している
・オーガニックの貸農園「シェラトンファーム」
ホテル北側にあるホテル商業施設「リバーモールイースト」の屋上に2021年3月にオープンした、オーガニック(有機農業)が条件の貸農園。神戸市が進める食文化の都「食都神戸」構築の一貫である「アーバンファーミング(都市農業)」をテーマにしたモデル農園の第一号でもある。3m×3mの農地が16枠あり、6カ月単位で借りられるが、常に空きがない状態。今後農地枠の拡大も予定されている。また3カ月に一度のペースで農家の野菜や加工品を「シェラトンファーム」周辺で販売する「グリーンファーマーズマーケット」も開催されている。
六甲ライナーも目の前に走る都市型農園
農園にはホテル内を通らず行ける動線になっている
・客室やクラブラウンジも続々リニューアル中
2013年からは、宿泊関連施設も随時リニューアルしており、露天風呂付客室の誕生やレディースフロア、クラブフロア、クラブラウンジなども一新。2018年3月には6・12・14~20階の客室利用者のみが利用できる温浴施設「濱泉」への直通エレベーターや、風呂上りにゆっくりくつろげる専用施設「スパラウンジ」も完成した。また、今後の宿泊利用者増に向け7~13階のシェラトンフロアの客室も来年2月までに随時リニューアル、家具などを入れ替えてより広く感じる内装になる予定だ。
リニューアルされたクラブフロア(17-20階)のデラックスツインルーム
リニューアルでより広くなった19階のクラブラウンジ
スパ直結フロア宿泊者のみが利用できる「濱泉」内「スパラウンジ」
2020年からのコロナ禍により宿泊利用者が激減した同ホテルだが、「ローカルな魅力で世界をおもてなしする」をスローガンに、地域に密着した「シェラトンマルシェ」「シェラトンドッグ」のオープン、貸農園「シェラトンファーム」の運営、各施設のリニューアルなど、新しい取り組みに常にチャレンジしている。
人気テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®」のアソシエイトホテルでもあり、パークからはシャトルバス(土日祝・繁忙期のみ運行)で約25分のアクセス。また、阪神高速湾岸線を利用したアクセスのよさも期待される夢洲で開催の2025年「大阪・関西万博」へ向けて、今後は利用客増が期待される同ホテル。特に今年は、ホテル開業30周年を記念した特別宿泊プランやウエディングプラン、レストランでの特別メニューのほか、さまざまな企画や記念イベントが予定されているので、ますますその展開から目が離せない。公式ホームページで最新情報を手に入れながら、まずは気軽に訪れてみてはいかが。
取材・文・撮影(一部除く)/滝野利喜雄
(2022年7月 5日更新)
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