NEWS

ホーム > NEWS > 「尼レモンサワー」と合う本格沖縄料理と 島唄ライブが楽しめる陽気な店

「尼レモンサワー」と合う本格沖縄料理と
島唄ライブが楽しめる陽気な店

「尼レモンサワー」とは、サントリーと#尼崎食堂がコラボレーションして誕生した尼崎市内飲食店限定で呑めるレモンサワーのこと。サントリーの市販品「こだわり酒場のレモンサワー」の約2倍の濃さと強力な炭酸をガッツリ感じながらもさっぱりしたその味は、尼崎のお酒好きな人の心をもつかみ、人気ドリンクとしてすっかり定着している。その「尼レモンサワー」が呑める店を不定期連載で紹介中。
 
yugafu2.jpg
JR神戸線「立花駅」からは徒歩約15分、橘通り沿いにあり朱色の看板が目印


 
昭和初期に阪神の工業地帯に職を求めて沖縄から移住してきたという人々が多い尼崎。今も独自のコミュニティが市内に点在し、伝統民謡や舞踏が披露される現地さながらの雰囲気の中、沖縄料理や地酒が楽しめる店も多い。
 
今回紹介するのは、そんな沖縄の本格料理と島唄ライブが楽しめる店「ゆがふ」だ。JR神戸線「立花駅」南口を出て道意線を南に歩くこと約7分、右角にコンビニの「ローソン」が見えたら橘通りを右折する。そのまま8分ほど歩くと右側に「ゆがふ」の看板と島唄ライブと書かれた提灯が見えてくる。琉球王国の流れをくみ、今や沖縄のイメージカラーのひとつともいえる朱色の看板が印象的なので、沖縄料理の店ということがすぐ分かる。風になびく沖縄独自の染物“琉球びんがた生地”の暖簾をくぐって店内へ入ろう。
 
yugafu3.jpg
カウンター席と奥に座敷・ライブステージがある奥行きのある店内
 
店内に入ると、左側にL字のカウンターと厨房が目に入ってくる。カウンターは7席ほどあり一人でも気軽に入りやすい。カウンター上には沖縄地酒も多く並べられ、店内には沖縄民謡が流れているので、まるで沖縄の店に瞬間移動したかのよう。
 
yugafu4.jpg
ステージもある座敷席はグループでの来店におすすめ
 
奥には25~30名ほど座れる座敷があり、グループでゆっくりくつろぐのにおすすめ。混みあう週末などは、予約しておくのが確実だ。
 
 
「尼レモンサワー」に合うおすすめ沖縄料理
 
yugafu5.jpg
日替わりおすすめメニューの「グルクンの唐揚げ」(500円)
 
「グルクン」とは沖縄の県魚にも指定されているタカサゴ科の魚で、唐揚げは沖縄の食卓でも定番の料理。こちらの店では沖縄の公設市場から直接仕入れているので、日によっては仕入れのない日もあるとのこと。少し小骨はあるもののひとたび食べだすと、クセのない白身が美味しく箸が止まらなくなるほど。塩味も効いていて「尼レモンサワー」の酸味ともよく合う。ポン酢に付けながら食べてもより味わい深く楽しめる。
 
yugafu6.jpg
沖縄料理店ならではのメニュー「もずくの天ぷら」(500円)
 
沖縄を代表する食材の「もずく」は、酢の物、炒め物、揚げ物にもできる万能食材として沖縄料理にはかかせないが、やはり人気メニューは「もずくの天ぷら」(500円)。アツアツのうちにもちもち食感を「尼レモンサワー」とともに楽しもう。衣に味が付いているのでそのままでも十分美味しいが、塩またはポン酢に付けて味変するとよりお酒が進む。
 
yugafu7.jpg
沖縄食材を代表する「ソーキ」を使った人気メニュー「ソーキの塩ゆで」(600円)
 
ソーキとは豚の骨付きあばら肉のことで、沖縄を代表する食材。塩でじっくりとソーキを煮込んだ「ソーキの塩ゆで」(600円)は、口に入れるとほろほろと溶けるほど柔らかく「尼レモンサワー」ともよく合う。また紅ショウガもアクセントになっておりより食が進む。ほか「ソーキ煮付け」(600円)も人気だ。
 
写真右の「尼レモンサワー」(400円)は、今年の干支にちなみ、魔除け・厄払いの意味がある縁起のよい「八方にらみの寅」(反対側にはあまがさき観光局公認ロゴ)が描かれた専用タンブラーで提供されている。キンキンの冷えた状態が長く続くタンブラーなので、暑くなるこれからの季節には特におすすめだ。
 
yugafu8.jpg
子どもの定番おやつがルーツの「沖縄お好み ヒラヤーチー」(300円)。
 
ヒラヤーチーとは小麦粉を卵とだしで溶き、野菜などの具を入れて作る沖縄風お好み焼きのことで、沖縄では子どものころから親しまれている定番のおやつ。平たく焼くという意味で「ヒラヤーチ―」と呼ばれている。ポークランチョンミートや野菜が入っていて、上に乗っている「食べるラー油」を添えていただく。「食べるラー油」が思いのほか辛いので付け過ぎには注意だが、強炭酸の「尼レモンサワー」のアテにもぴったりだ。
 
yugafu9.jpg
お酒の〆に人気の「沖縄のオキコラーメン」(100円)
 
お酒の〆には、沖縄で50年以上愛されている即席めん「沖縄のオキコラーメン」(100円)がおすすめ。「オキコラーメン」はそのままでもスナック感覚で食べられるが、注文すると玉子を入れて煮込んでくれる。チキン味で、ホッとする美味しさ。人気メニューなので売り切れる場合も多い。〆に食べたい場合は早めにキープしておこう。
 
yugafu10.jpg
毎月第3・4土曜の夜には島唄ライブを開催。興が乗ると自然と踊り出すことも
 
座敷奥にはステージがあり、毎月第3・4土曜の19時からと20時から島唄ライブを開催。琉装を身にまとい三線を弾きながら島唄を唄う沖縄三世でもある17歳の愛梨(あいり)さんを中心にした「ゆがふファミリー」が出演する。心地よいその透明な愛梨さんの歌声には常連のファンも多く、また初めて訪れたお客さんでも最後にはみんなで踊り出すほど盛り上がる。
 
yugafu11.jpg
定番の沖縄メニューのほか、手書きボードには本日のおすすめメニューも
 
定番沖縄料理のほか、店オリジナルの「沖縄そばのパスタ」(600円)や日替わりおすすめメニュー、居酒屋メニューなど、提供される料理も豊富。
 
yugafu12.jpg
店主の小濱みどりママは、琉球舞踏の名手でもある
 
「イチャリバチョーデーな店だから、気軽に来てやー」と陽気な店主のみどりママ。「イチャリバチョーデー」とは沖縄言葉で(1回出会ったら皆兄弟)ということ。その言葉どおり初めての来店でもまるで以前から知り合いだったかのように打ち解け、またお客さん同士もすぐ仲よくなれるほどだ。
 
また店名の「ゆがふ」とは、本来は沖縄言葉の「豊作」を意味する「ゆがふ」が由来だが、転じて(世の中みんなが幸せ、ハッピー)という意味でもあるそう。島唄が流れる中、美味しい沖縄料理と「尼レモンサワー」で、「“ゆがふ”なひととき」を過ごしてみてはいかが。

取材・文・撮影/滝野 利喜雄



(2022年6月29日更新)


Check

「沖縄料理と島唄のお店 ゆがふ」

【メニュー】

●一品(沖縄メニュー)
・ゴーヤチャンプルー 600円
・ソーキそば 600円
・沖縄そばのパスタ 各600円
(カルボナーラ・明太クリーム・あさりスープ)
・タコライス 600円
・コンビーフハッシュの卵とじ 400円
・島らっきょ 500円(日替わりメニュー)
・自家製ジーマミー豆腐 400円(日替わりメニュー)
・海ぶどう 500円(日替わりメニュー) ほか
※日替わりメニューは日により提供のない場合や価格変更の場合あり
上記 沖縄メニューのほか 「手羽先の唐揚げ」400円などの居酒屋メニューも多彩

●ドリンク
・尼レモンサワー 400円
・生ビール 450円
・オリオンビール 450円
・サントリーオールフリー 300円
・シークヮーサー梅酒 450円
・チューハイ各種 450円 ほか

店舗情報

住所:兵庫県尼崎市西立花町4-14-18
アクセス:JR神戸線「立花駅」南口より徒歩約15分
TEL:06-6412-9124
(席)約30席
(営)18:00~24:00(L.O23:30)
   ※島唄ライブは第3・4土曜19:00~・20:00~(予約可)
(休)木曜
※新型コロナの感染拡大防止策の影響により変更の場合あり