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日本初!ファン・ゴッホ美術館との
本格的共同プロジェクト展。

 過去に日本において開催された「ゴッホ展」の中でも初となる、オランダのファン・ゴッホ美術館との共同プロジェクト「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が、2018年1月20日(土)より京都国立近代美術館にて開催される。
 
 日本展終了後にはファン・ゴッホ美術館でも開催される本展は、「ゴッホと日本」をコンセプトに、遡ること6年前に日本で企画されたもの。その後、ファン・ゴッホ美術館との協議を重ね、2013年から共同企画として双方の監修者・学芸員が作品選定を行い出品交渉を行ってきた。偉大な画家ファン・ゴッホを生んだオランダと、そのファン・ゴッホに大きな影響を与えた日本。この両国で本展が開催されるのは非常に意義のあることと言える。
 
 1853年にオランダで生まれ、1886年にパリに移ったフィンセント・ファン・ゴッホにとって大きな役割を果たしたものが、日本の浮世絵だった。ゴッホは浮世絵版画を収集し、それを模写した油彩画を描き、構図や色彩を学び取っていく。 さらにゴッホは、浮世絵をはじめとする美術作品や日本を紹介した文章を咀嚼しながら、独自の日本イメージを醸成。ゴッホにとって日本は、創意の源であり、夢にまで見た理想郷だったと言えるのだ。 また、最晩年に交友を持ったオーヴェールの医師ガシェの一族のもとには、3冊の芳名録が残されており、そこには1920年代に憧れの画家の終焉の地を訪れ、その足跡をたどった日本の画家や文学者たち240名あまりの署名が記されている。本展は、こうしたゴッホと日本との相互の関係にスポットをあてて紹介する。



ゴッホ展 巡りゆく日本の夢
発売中 Pコード:768-629
▼2018年1月20日(土)~3月4日(日) 
京都国立近代美術館 
早割ペア券1000円(1名分) 
前売一般1300円 大学生900円 高校生400円 
当日一般1500円 大学生1100円 高校生600円 
※9:30~17:00。金・土曜日は20:00まで。最終入館は閉館の30分前まで。月曜、2/13休館。ただし、2/12は開館。中学生以下、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)。本券でコレクション・ギャラリーも観覧可能。
京都国立近代美術館
075-761-4111

(2017年12月27日更新)


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フィンセント・ファン・ゴッホ 《ポプラ林の中の二人》 ※日本初公開 1890年 シンシナティ美術館蔵(メアリー・E・ジョンストン遺贈)
フィンセント・ファン・ゴッホ 《夾竹桃と本のある静物》 ※日本初公開 1888年 メトロポリタン美術館蔵(ジョン・L.・ローブ夫妻寄贈) Image copyright © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
フィンセント・ファン・ゴッホ 《花魁(溪斎英泉による)》1887年 ファン・ゴッホ美術館(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)蔵 © Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)