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日本を代表する具象彫刻家
舟越圭の核心に迫る展覧会

 国内外で高い評価を受ける現代彫刻家、舟越桂の展覧会「舟越桂 私の中のスフィンクス」が、6月27日(土)より兵庫県立美術館にて開催される。彫刻約30点のほか、素描・版画数十点からなる本展は、初期から現在までの制作活動を回顧しつつ、特に近年作家が力を入れている半身裸体像や異形の姿をまとめて紹介する。
 
 胸像に代表される舟越の彫刻は、特に遠くを見つめるような大理石の玉眼を使った頭部が特徴的だ。本展では、そのスタイルが確立された80年~90年代、そして胴体の変化や2つの頭部など造形の可能性を広げた90年代半ば~2000年代、そして動物や裸体などさらに進化し円熟期とも言える現在まで、3期に分けて展示する。さらに、素描や版画も加えて、その創作の歴史を展覧する内容となっている。
 
 繊細な表情や異形の姿に込められた豊かな意味、自身が取り組んできた作品と西洋的彫刻観との融合などから、舟越が追求してきた造形の核心と魅力に迫る。



舟越桂 私の中のスフィンクス
▼6月27日(土)~8月30日(日) 
兵庫県立美術館 
前売一般1100円 大学生700円
当日一般1300円 大学生900円 
※10:00~18:00(金・土曜日は~20:00)。入場は閉館の30分前まで。月曜・7/21(火) 休館(ただし7/20は開館)。中学生以下は無料。障がい者割引あり、詳細は問合せ先まで。
兵庫県立美術館
078-262-0901

(2015年5月 1日更新)


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《消えない水滴》1986年 兵庫県立美術館蔵 (c)Funakoshi Katsura
《砂漠で見る夢》2005年 Courtesy of Ando Gallery (c)Funakoshi Katsura
《もうひとりのスフィンクス》2010年 個人蔵 Courtesy of Nishimura Gallery (c)Funakoshi Katsura
《荒れ野で見る夢》2013年 個人蔵 Courtesy of Nishimura Gallery (c)Funakoshi Katsura