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真言密教の聖地・高野山
開創1200年記念の名宝の数々!

 高野山開創1200年を記念した「高野山の名宝」が、2015年1月23日(金)よりあべのハルカス美術館にて開催される。
 
 弘法大師空海が、真言密教の根本道場として高野山の下賜を時の嵯峨天皇に願い出て、勅許を得たのは、弘仁7年(816)43歳の時。標高千メートル級の山々に囲まれたこの地で、弘法大師は自らの理想を具現化した「壇上伽藍」の建立にとりかかる。以来、1200年、幾多の盛衰を経ながらも、高野山は、真言密教の聖地として、今も人々の厚い信仰を集めている。
 
 そんな山上の大宗教都市には、弘法大師ゆかりの宝物をはじめ、豊麗な密教美術、さまざまな人々からの寄進物などからなる、わが国屈指の仏教芸術の宝庫が形成されてきた。本展では、運慶作の国宝「八大童子像」ほか、壮大な歴史のなかで、時には命がけで守り伝えられてきた高野山の名宝を一堂に集め紹介する。空海の教えとともに連綿と受け継がれてきた至宝を堪能するチャンスだ。
 
 本展は「大師の生涯と高野山」「高野山の密教諸尊」「多様な信仰と宝物」の3章に分けて展開され、前述の「八大童子像」はもちろん、高野山に伝わる大師の遺品や高野山開創に関わる宝物、壮麗な密教美術を展示。また、戦乱を避け都に近い寺院から多くの宝物が持ち込まれたため、山上には「山の正倉院」と呼ばれるほどの貴重な宝物が集ったという。こうした名宝の数々が一堂に会する貴重な展覧会となる。



高野山開創1200年記念 高野山の名宝
Pコード:766-441
▼2015年1月23日(金)~3月8日(日)
あべのハルカス美術館
前売一般1100円 大学・高校生700円 中・小学生300円 
当日一般1300円 大学・高校生900円 中・小学生500円 
※10:00~20:00(土日祝は18:00まで)。入館は閉館の30分前まで。月曜休館(ただし2015年3月2日は開館※10:00~18:00)。障がい者手帳をお持ちの方は、ご本人と付き添い1名様まで当日料金の半額でご覧いただけます。
問い合わせ
あべのハルカス美術館 06-4399-9050

(2014年12月 9日更新)


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国宝 五大力菩薩像のうち金剛吼菩薩像 平安時代・10~11世紀 有志八幡講(展示期間:1月23日~2月15日 竜王吼菩薩像、無畏十力吼菩薩像は2月17日~3月8日)
国宝 八大童子像 運慶作 鎌倉時代・12世紀(一部、南北朝時代・14世紀) 金剛峯寺
重要文化財 執金剛神立像 快慶作 鎌倉時代・建久8年(1197) 金剛峯寺