国宝「不動明王二童子像(青不動)」が
3年の修理を経て御開帳!
平安時代より人々の想いが込められてきた秘仏、国宝「青不動明王」が、3年の修理を経て10月8日(金)より、青蓮院門跡将軍塚青龍殿にて初の御開帳となる。
青蓮院の国宝「不動明王二童子像(青不動)」は、平安時代に国家の安泰や皇室の安寧を祈願することを目的に、当時の最高級の絵仏師によって描かれた礼拝画像。これは、日本三不動画のひとつであり、現存する平安時代の仏画の最高傑作と言われている。また青不動明王は五色の不動明王の中でも最上位にあたる。今回、3年の修理の過程で判明した事実をもとに、平安時代のままの復元模写を作成。当時の色が鮮やかに甦った青不動の復元模写もあわせて公開される。
なお御開帳される青龍殿は、青蓮院門跡の東山将軍塚にこの秋建立。五山の送り火を一望できる京都唯一の場所としても知られ、清水寺の舞台の4.6倍の大舞台も完成する。さらに御開帳記念として、日没後は青蓮院門跡および将軍塚青龍殿にてライトアップも行われる。青不動をイメージした特別ライトアップもあり、京都の街の夜景とともに、庭園の色鮮やかな紅葉も楽しむことができる。
京都 天台宗 青蓮院門跡
将軍塚青龍殿落慶記念
国宝 青不動明王 御開帳
▼10月8日(金)~12月23日(日)
将軍塚青龍殿
大人1000円 中・高校生400円
※9:00~21:30(21:00受付終了)夜間ライトアップ。小学生以下は父兄同伴で無料。
ハローダイヤル
050-5542-8600
(2014年9月30日更新)
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絹本著色 国宝不動明王二童子像(青不動)11世紀半ば 青蓮院門跡蔵
将軍塚ライトアップ
青龍殿
青龍殿の大舞台