ニューヨーク・メトロポリタン美術館の
エジプト・コレクションから厳選した
“女性”をテーマにした展覧会が開催
ニューヨーク・メトロポリタン美術館が誇るエジプト・コレクションから、“女性”をテーマに厳選された約200点を日本初公開する「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」が、10月13日(月・祝)より神戸市立博物館にて開催される。
大規模な建造物やミイラ、死者の書などに代表される古代エジプトの文化。約5100年前、上エジプトのナルメル王がエジプト全土を統一して以降、大ピラミッドやスフィンクスが造営された古王国時代、死後の復活を祈るオシリス神信仰が盛んになった中王国時代、領土が最大化し繁栄を極めた新王国時代を経て、前30年に滅亡するまでの約3000年間、独自の世界を築いた。
本展では、古代エジプト史上、最も重要な女性ファラオとして知られる女王ハトシェプスト。彼女の残した偉大な功績を、自身が造営した葬祭殿の発掘品などを通して紹介するほか、古代エジプト人にとってもっとも重要だった愛と美と豊穣を司るハトホル女神を中心に、彫像やステラ、護符などの作品から古代の女神たちを紹介する。また、王家の女性たちが愛用したアクセサリーやメイク道具も数多く展示。時には呪術的な役割も果たした豪華な装身具や化粧道具は、現代にも通じるデザイン性に溢れていて、当時の人々の美意識の高さが伺えるものだ。
メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神
発売中 Pコード:766-348
▼10月13日(月・祝)~2015年1月12日(月・祝)
神戸市立博物館
前売一般1300円 大学・高校生900円 中・小学生450円
グッズ付き前売券1500円(「≪ハトシェプスト女王像の頭部≫展覧会限定ストラップ」付)
当日一般1500円 大学・高校生1100円 中・小学生600円
※9:30~17:30(土曜日は19:00まで)。入館は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし祝日および12/22、12/29、1/5は開館、12/31、1/1は休館)。小学生未満、障害者手帳をお持ちの方は無料。
神戸市立博物館
078-391-0035
(2014年9月29日更新)
Check
ハトシェプスト女王像の頭部 Rogers Fund, 1931(31.3.153)
王妃のうね形模様つきイヤリング Fletcher Fund, 1919 (26.8.92a, b)
髪結いの道具 Purchase, Lila Acheson Wallace Gift, 1977 (1977.169)
アメン・ラー神の歌い手ヘネトタウィの人型内棺とミイラ板 Rogers Fund, 1925 (25.3.183a, b; 25.3.184)
Images © The Metropolitan Museum of Art.