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西洋の印象派を魅了した日本の美
ジャポニスムに迫る展覧会

 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、浮世絵をはじめとする日本美術が大流行し生まれたジャポニスムという現象。初期ジャポニスムを代表するモネの大作《ラ・ジャポネーズ》をはじめ、ボストン美術館の所蔵品より厳選された絵画、版画、素描、写真、工芸など約150点を紹介する展覧会「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」が、9月30日(火)より京都市美術館にて開催される。
 
 本展では、約1年の修復を経たモネの《ラ・ジャポネーズ》はもちろん、マネ、ドガ、ロートレック、ルノワール、カサット、ゴーギャン、ゴッホなど、印象派の画家たちの名品と、彼らを虜にした浮世絵をはじめとする日本美術を対比する。
 
 大きく5章に分けた展示では「日本趣味」「女性」「シティ・ライフ」「自然」「風景」といったくくりで、ボストン美術館所有の作品から約150点を厳選。ジャポニスムを俯瞰して見るとともに、ホイッスラー、ダウ、ラ・ファージなどアメリカを代表するジャポニス作家の名品、そして初期から晩年までモネのジャポニスムの変遷を辿る展示も。これらを通して、西洋の芸術家たちが日本の美術から何を取り入れ、新たな美を創造してきたのか、さまざまな角度から検証する。



ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
Pコード:766-114
▼9月30日(火)~11月30日(日) 
京都市美術館 
前売一般1300円 大高生800円 中小生400円 
当日一般1500円 大高生1000円 中小生500円 
※9:00~17:00。入館は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし10/13、11/3、11/24は開館)。障害者手帳等をご提示の方は無料。
京都市美術館
075-771-4107

(2014年9月18日更新)


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All Photographs@2014 Museum of Fine Arts,Boston