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ジャポニスムの巨匠・ホイッスラーの
過去最大級の大回顧展が京都で!

 日本の美術・工芸品から大きな影響を受けたジャポニスムの先駆的芸術家としても知られるホイッスラーの大回顧展「ホイッスラー展」が9月13日(土)より京都国立近代美術館にて開催される。
 
 ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834-1903)は、アメリカ・ボストンに生まれ、パリの印象派の画家たちと交流をもちつつロンドンを拠点に活躍した19世紀後半を代表する画家・版画家。また彼は、万博を契機として欧米にブームを巻き起こした日本の美術・工芸品から大きなインスピレーションを得て独自の画風を確立したことで、ジャポニスムの先駆的芸術家としても世界的に知られている。
 
 本展は、アメリカ、イギリス、フランスの20か所以上の美術館など所蔵機関から、油彩・水彩・版画作品約130点が集結。油彩の代表作や、版画家としても卓越した技術をもっていたホイッスラーのエッチングなども展示する。初期から晩年まで、19世紀欧米画壇を席巻した巨匠の画業を網羅する。さらに、東洋の陶磁器など生前の所持品や、影響を受けた浮世絵も展示。ジャポニスムの画家のインスピレーションの源を感じることができるだろう。
 
 日本では27年ぶり、世界でも20年ぶりとなるホイッスラー回顧展。ぜひこの機会にその魅力に触れてみてほしい。



ホイッスラー展
Pコード:766-113
▼9月13日(土)~11月16日(日) 
京都国立近代美術館 
前売一般1300円 大学生900円 高校生400円 
当日一般1500円 大学生1100円 高校生600円 
※9:30~17:00(9/20、9/21は20:00まで)。入館は閉館の30分前まで。休館日は9/16、9/29、10/6、10/20、10/27、11/10。中学生以下、心身に障がいがある方とその付添者1名は無料(要証明)。
京都国立近代美術館
075-761-4111

(2014年9月18日更新)


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《灰色と黒のアレンジメント No.2:トーマス・カーライルの肖像》 1872-73年 グラスゴー美術館 © CSG CIC Glasgow Museums Collection
《灰色のアレンジメント:自画像》 1872年 デトロイト美術館 © Detroit Institute of Arts, USA / Gift of Henry Glover Stevens / The Bridgeman Art Library
《肌色と緑色の黄昏:バルパライソ》 1866年 テート美術館 © Tate, London 2014
《白のシンフォニー No.3》 1865-67年 バーバー美術館(バーミンガム大学附属)The Barber Institute of Fine Arts, University of Birmingham