知られざる珠玉のコレクション
フランス近代絵画を一堂に!
フランス近代絵画のコレクションから名品71点を紹介する展覧会『夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ』が、4月12日(土)より兵庫県立美術館にて開催される。
モネ、セザンヌ、シスレーといった印象派画家による美しい大地の眺め、ルノワールの描く豪奢な室内とそこでくつろぐ人物、モディリアーニ、キスリング、藤田嗣治などエコール・ド・パリの画家たちの哀歓に満ちた女性たち、ヴラマンク、ユトリロらの描く孤独な路上の風景、ルオーの絵に見る人生の重さ、シャガールの画面から強くたちのぼる人生の喜び…。フランスへの夢や憧れがつまったこの作品群は、個人収集家によるコレクション。いくつかの作品は展覧会に出品されたことがあるが、これほどまとまって展示されるのははじめてとのこと。
展示は「印象派とその周辺の画家たち」「革新的で伝統的な画家たち」「エコール・ド・パリの画家たち」の3章に分けられているが、明治期以来続く、フランスの芸術・文化への憧れを背景に、作品に見られる喜びや寛ぎを求める収集家個人と作品との対話を重視している。
なお期間中には、学芸員らによる解説会、記念講演やこども向けの油絵体験プログラムなど、さまざまな関連イベントも開催される。詳細はオフィシャルサイトにて。
夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ
発売中 Pコード:766-067
▼4月12日(土)~6月1日(日)
兵庫県立美術館
前売一般1100円 大学生700円
当日一般1300円 大学生900円 高校生・65歳以上650円
※10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)。入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし、5/5は開館、5/7は休館)。中学生以下は無料。高校生・65歳以上はチケットぴあでの販売は無し。
兵庫県立美術館
078-262-0901
(2014年4月 3日更新)
Check
ポール・セザンヌ 《大きな松と赤い大地(ベルヴュ)》 1885年頃
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《ド・ガレア夫人の肖像》 1912年
クロード・モネ 《睡蓮のある池》 1919年
アメデオ・モディリアーニ 《バラをつけた若い婦人》 1916年