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横尾忠則のインスピレーションの源泉
少年時代の記憶と遊び心を紹介する

横尾忠則の原点であり、インスピレーションの源泉ともいえる少年期の影響を紹介する『阪神・淡路大震災20年展 横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE』が4月12日(土)より横尾忠則現代美術館にて開催される。
 
故郷・西脇で見た景色や、愛読書の登場人物、劇場で見た映画など、幼少期の体験は、横尾作品に様々な形で反映されている。例えば、学生服を着た少年たちは江戸川乱歩の小説に登場する少年探偵団。海中を彷徨う潜水夫はジュール・ヴェルヌの『海底二万里』から引用され、密林や洞窟の風景は絵物語『少年王者』やターザン映画を思わせるものだ。そうした作品からは、横尾が持ち続けている少年の心と同時に、子どもの頃に誰しもが持っていた冒険心を思い出させてくれる。  
 
少年時代から、都会の探検、洞窟・地底や海洋・密林の探検…。本展は、横尾少年を取り巻いていた物事が作品に与えた影響を紹介すると共に、実際に読んでいた書籍や、制作の手がかりとなるアーカイブ資料をあわせて紹介することで、そこに潜む横尾の「遊び心」に注目する内容となっている。



阪神・淡路大震災20年展
横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE
▼4月12日(土)~6月29日(日)
横尾忠則現代美術館 
一般500円 大学生400円 高校生・65歳以上250円
※10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)。入場は閉館の30分前まで。月曜休(ただし、5/5は開館、5/7は休館)。中学生以下は無料。
横尾忠則現代美術館 
078-855-5607

(2014年4月 2日更新)


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