平成25年「関西元気文化圏賞」が決定
贈呈式・祝賀会の模様を最速リポート!
文化・芸術・スポーツなど、さまざまな分野で活躍し、日本中に元気を与えた関西の人々や団体に贈られる「関西元気文化圏賞」。これは、2003年に河合隼雄文化庁長官(当時)の提唱した「関西から日本の社会を文化で元気にしよう」という呼びかけに応えて、関西の経済団体、企業、報道機関および行政機関等が参画・連携・協力して、「関西元気文化圏推進協議会」を立ち上げ関西の文化圏の活性化を推進しているものだ。その贈呈式・祝賀会が、1月28日(火)、リーガロイヤルホテル大阪にて行われた。
最も活躍し貢献した人・団体に贈られる大賞には、「グランフロント大阪」が選ばれた。昨年4月、大阪駅北地区の“うめきた”にオープンしたグランフロント大阪は、商業施設、オフィス、ホテルに加えて国内外の産官学の「知」の交流を目指し「新たな価値」を生み出すという、これまでにない挑戦的な取り組みを行う知的創造拠点「ナレッジ・キャピタル」を開設し話題を集めた。関西の多様な文化発信の「新しい拠点」として、関西の魅力を国内外にアピールするのに貢献したことが大きく評価された。
また将来性が期待できる人・団体に贈られるニューパワー賞には、上方歌舞伎のホープのひとりとして活躍する大阪府堺市出身の歌舞伎役者、片岡愛之助、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロイン、天野アキとして日本中を席巻した兵庫県出身の女優、能年玲奈、そして日本人初の100メートル9秒台が期待される滋賀県出身で京都・洛南高校在学中の陸上選手、桐生祥秀、さらに福井県立勝山高校在学中の女子バドミントン界の新星、山口茜の4人が選ばれた。
また、特別賞として「御遷宮対策委員会」が選ばれた。1300年にわたって続けられている神事「式年遷宮」を地元で支え、多くの人々に先人が守り伝えてきた素晴らしい伝統や遷宮の心・日本の心を理解いただくよう努め、過去最高の参拝客迎えることに貢献した。これにより、日本の伝統文化や歴史について再発見・再認識する機会を、参拝者のみならず日本中の老若男女に与え、日本の伝統・文化を後世に伝える大切さを関西から発信した功績が評価された。
これからも関西からの発信により、日本の社会・文化を活気付ける人々や動きを、ぴあ関西版WEBでも引き続き伝えていきます!
(2014年1月28日更新)
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