西洋絵画史上に輝く風景画の巨匠、ターナー。
その世界最大のコレクションを誇るテート美術館から
計113点が来日する待望の大回顧展が開催!
英国最高の画家として西洋絵画史上に輝く風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー。その世界最大のコレクションを誇るロンドンのテート美術館から、油彩画の名品30点以上に加え、水彩画、スケッチブックなど計113点を展示し、その栄光の軌跡を辿る大回顧展『ターナー展』が、2014年1月11日(土)より神戸市立博物館で開催される。
1775年にロンドンに生まれたターナーは、幼い頃から優れた画才を発揮し10代で英国の風土や名所旧跡を描く水彩画家となる。やがて油彩画にも取り組み、弱冠26歳にして、当時英国の美術界で絶対的な権威を誇っていたロイヤル・アカデミー(王立芸術院)の正会員に。風景画を探究し続け様々な画風を展開した彼は、自然の劇的な変化を描き出し崇高の美を表現した壮年期の作品や、光と色彩があふれる幻想的かつ詩情に満ちた晩年の作風から、ロマン主義を代表する画家の一人と称されている。その画風は、クロード・モネをはじめとする後のフランス印象派の画家たちにも大きな影響を与えたとされ、日本では英国留学経験のある明治の文豪、夏目漱石が愛した画家でもある。
今回、約2万点という世界最大のターナー・コレクションを誇る英国屈指の美術館、ロンドンのテート美術館より貴重な作品の数々が来日する。英国各地の名所旧跡の風景を描く水彩画にはじまり、生涯にわたって重要なテーマであり続けた海、40歳を迎えてから何度も訪れたイタリア、晩年取り組んだ光と大気を描く鮮やかな色彩と光の作品群、崇高な大自然など、さまざまな角度からターナーの軌跡を辿る。
オリジナルのグッズをセットにした前売券もあるので、ぜひ事前にチケットの購入を。世界一のテートコレクションから、ターナーの人生と作品の魅力を俯瞰できる貴重な展覧会、ぜひその目で体感してほしい。
ターナー展
発売中 Pコード:765-916
▼2014年1月11日(土)~4月6日(日)
神戸市立博物館
前売一般1300円 大・高生900円 小・中生450円
グッズセット前売券A-3200円(特製ジュエリー付)
グッズセット前売券B-2000円(紅茶缶付)
グッズセット前売券C-1500円(特製ブックカバー付)
当一般1500円 大・高生1100円 小・中生600円
※9:30~17:30(土・日曜日は19:00まで)。入館は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし1/13は開館、1/14は休館)。小学生未満は無料。
神戸市立博物館
078-391-0035
(2013年11月19日更新)
Check
《ターナーの自画像(W. ホウル[子]による版画)》 テート美術館蔵 (c) Tate 2013-2014
《バターミア湖、クロマックウォーターの一部、カンバーランド、にわか雨)》 テート美術館蔵 (c) Tate 2013-2014
《ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ》 テート美術館蔵 (c) Tate 2013-2014
《チャイルド・ハロルドの巡礼―イタリア》 テート美術館蔵 (c) Tate 2013-2014