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ゴッホ、空白のパリ時代
その700日を追った展覧会

 オランダ近代絵画の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。彼がパリで生活した700日を追う展覧会『ゴッホ展-空白のパリを追う-』が、4月2日(火)より京都市美術館にて開催される。

 
 アムステルダムにあるゴッホ美術館の研究チームは、7年にわたりゴッホの実像を追い求めてきた。今日のゴッホ研究所は、弟テオとの書簡をもとに検証されているが、テオと同居していたパリ時代にはその書簡が存在しない。ゴッホのパリ生活は空白とされていた。しかしパリ時代のゴッホ作品からは、その挫折と苦渋からの再生や、孤独の中の教鞭さを感じ取ることができる。そして不思議な日本との関わりも示してくれるものだ。
 
 やがて訪れる悲劇の序章が見え隠れする“空白のパリの700日”。ゴッホ美術館のなぞ解きをするかのようなスリリングな展示方法も見どころだ。36点の日本初公開の作品や、700日間での変貌をみせる8点の自画像も、新たなゴッホを発見させるだろう。



 

『ゴッホ展-空白のパリを追う-』
発売中 Pコード:765-518
▼4月2日(火)~5月19日(日) 
京都市美術館 
前売一般1300円 高大生900円 小中生400円
当日一般1400円 高大生1000円 小中生500円 
※9:00~17:00。入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし4/29、5/6は開館)。身障者等は証明書提示で無料。要介護者には付添1人無料、証明書表記に限る。
京都市美術館
075-771-4107

(2013年3月28日更新)


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《グレーのフェルト帽の自画像》

Vincent van Gogh (1853-1890),
Self-portrait with grey felt hat, 1887-09 Paris,
oil on cotton, 44.5 x 37.2 cm,
Van Gogh Museum, Amsterdam (Vincent van Gogh Foundation)
s16V/1962
F344