今度のテーマは19歳! 昨年も好評を博した
ハンサムバギーによるカセットジャケット展
今やほとんど見かけることも少なくなった「カセットテープ」。例えば、お気に入りの曲を集めて、A面B面の収録時間を計算しながら、レーベルに手書きで曲名を書き込んで、カセットテープに収録する。誰もがそんな音楽生活を楽しんでいたころがあったはず。それがMDだった人もいれば、CD-Rの人もいる。自分だけのiTunesプレイリストを携帯ミュージックプレイヤーに入れている人も多いだろう。時代が変わり、音楽のフォーマットが変わっても、そんなちょっとドキドキするのが“ミックステープ”の魅力。そんなミックステープの選曲を約150人の音楽好きが行う展覧会、「handsomebuggy exhibition「C46 Vol.2 19歳」」が、12月15日(木)~1月9日(月)、大阪・アメリカ村のdigmeout ART&DINERで行われる。
これは、昨年も開催され好評を博したもので、グラフィックデザイナーのHandsome Designとイラストレーターのbuggyによるデザイン・アートユニット「ハンサムバギー」が、約150名の人々に46分のカセットテープに収まるよう選曲をしてもらい、そのプレイリストを元にカセットのオリジナル・ジャケットを製作するというもの。ちなみに「C46」とはカセットの46分テープのことで、A・B面各23分づつに収まるよう、様々な人たちが様々な選曲をしている。なお、昨年のテーマは「あなたが16歳の頃、夢中に聴いた音楽は何でしたか?」。そして今回はその年齢が「19歳」。
選曲に参加しているのは、ミュージシャンやプロデューサー、DJ、音楽ライター、編集者といった音楽業界からはもちろん、多種多様な年齢・職業の、音楽好き約150人。19歳といえば、ある人は学生から社会人へ、ある人は田舎から都会へ、ある人は予備校へ、キャンパスへ、または仕事場へ…。そんな人生の転換期とも言える年齢だ。「そんなあの頃、あなたが夢中になった音楽は何ですか?」。
意外な人が意外な曲を選んでいたり、自分と近い世代の人なら曲目を見ただけで思わずあの頃を思い出したり…いろんな楽しみ方もできる本展。出来上がったカセットテープのジャケットと選曲の妙にも期待だ。なお12月20日(木)19時よりオープニングパーティを開催。こちらは誰でも参加が可能。
handsomebuggy exhibition「C46 Vol.2 19歳」
12月20日(木)~1月14日(月・祝)
digmeout ART&DINER
handsomebuggy ハンサムバギー
(2012年12月10日更新)
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