動植物など生命の美を描き続けた
華楊芸術を存分に堪能できる展覧会
動物や鳥、樹や花といった植物など、生命の美を描き続けた画家・山口華楊。その真髄を紹介する大規模な回顧展「山口華楊展」が、11月2日(金)より、京都国立近代美術館にて開催される。
動植物の生命の美しさを追い求めた、近現代日本画壇を代表する画家である山口華楊。鋭敏な感性と優れた知性により、生命感あふれる温かみのある花鳥画、動物画の世界を拓き、文化勲章も受章している。そんな華楊芸術の真髄を、本画約75点と、素描約40点により紹介する大規模な回顧展となる。
本展では、構想画や下図もあわせて展示し、本画が完成するまでの創造の過程も見ることができる。生きているもののみが持つ生命感や生命の美、そして生命にふれた喜びを素直に描きたい、そう写生を通して心がけてきたという華楊の本質を、この回顧展で感じ取ることができるだろう。
山口華楊展
▼11月2日(金)~12月16日(日)
京都国立近代美術館
前売一般1100円 大学生700円 高校生300円
当日一般1300円 大学生900円 高校生500円
※9:30~17:00。入場は16:30まで。月曜休館。
京都国立近代美術館
075-761-4111
(2012年10月18日更新)
Check
洋犬図 昭和12(1937)年 東京国立近代美術館
霽(せい) 昭和43(1968)年 京都市美術館
角とぐ鹿 大正7(1918)年 大阪市立近代美術館建設準備室