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世界中から傑作が50点以上が来日。
エル・グレコの国内史上最大の回顧展!

 

 没後400年を迎えるスペイン絵画の巨匠エル・グレコの国内史上最大の回顧展『エル・グレコ展』が、10月16日(火)~12月24日(月・休) 、国立国際美術館にて開催される。本展は、プラド美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館など世界中の名だたる美術館やスペイン・トレドの教会群からグレコの油彩ばかり50点以上を集めた大規模なものだ。
 
 ドメニコス・テオトコプーロス、通称エル・グレコは(1541~1614年)は、16~17世紀のスペイン美術黄金期に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家のひとりに数えられる人物。クレタ島に生まれ、ヴェネツィア、ローマでの修行を経てスペイン・トレドに辿り着いた彼は、独自の宗教画や肖像画で、当時の宗教関係者や知識人から圧倒的な支持を得る。没後もピカソら20世紀の巨匠たちからも高く評価され続ける画家である。
 
 日本初公開となる作品も多数ある本展の中でも、祭壇画の最高傑作とも言われる「無原罪のお宿り」(1607~1613年)は、タテ3m47cmという巨大さ、その力強さに圧倒されるだろう。また、肖像画の傑作「修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像」(1611年)や、大阪会場のみの展示となる「芸術家の自画像」(1595年頃)など、代表作の数々が終結する。
 
 本展では、これらの代表作はもちろんのこと、初期イタリアでの修行時代の作品や、流行画家として多くの注文に応えたトレド時代の作品、さらに教会全体の空間演出も手がけた最盛期の祭壇画の数々も紹介。大きく4つの章に分けて展開し、「神秘の宗教画家」というイメージを覆す新たなエル・グレコ像に迫る。まさにエル・グレコの決定版とも呼ぶべき国内過去最大規模の展覧会だ。



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エル・グレコ展
発売中 Pコード:765-219
▼10月16日(火)~12月24日(月・休) 
国立国際美術館 
前売一般1300円 大学生1000円 高校生500円 
クロスチャームセット一般2800円 
当日一般1500円 大学生1200円 高校生600円 
※10:00~17:00(金曜日は19:00まで)。入館は閉館の30分前まで。休館日は月曜日(ただし12/24は開館)。中学生以下ならびに心身に障害のある方およびその付添者1名は無料。
※「クロスチャームセット」チケットは1人6枚まで。前売期間のみ販売。
国立国際美術館
06-6447-4680

(2012年9月 5日更新)


Check
エル・グレコ〈無原罪のお宿り〉 1607-1613年 サン・ニコラス教区聖堂(サンタ・クルス美術館寄託)、トレド、スペイン (c)Parroquia de San Nicolás de Bari. Toledo. Spain.
エル・グレコ〈受胎告知〉 1576年頃 ティッセン=ボルネミッサ美術館、マドリード (c)Museo Thyssen-Bornemisza, Madrid
エル・グレコ〈修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像〉 1611年 ボストン美術館 Photograph (c) 2012 Museum of Fine Arts, Boston.