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世紀末絵画の巨匠バーン=ジョーンズ
華麗なる美の世界を堪能する
国内初の本格的展覧会が開催

 

 19世紀末のイギリス唯美主義美術を代表する画家であり、ラファエル前派の系譜に連なる最後の巨匠、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ(1833~1898)。その作品は、ゴシック教会のステンドグラスを思わせる繊細な装飾的画面の中にギリシャ神話や中世文学の主題を描き出し、甘美な幻想と豊かな色彩に満ちた華麗な世界へと誘う。そんなバーン=ジョーンズの国内初の本格的な展覧会『バーン=ジョーンズ展 ―英国19世紀末に咲いた華―』が、9月1日(土)~10月14日(日)兵庫県立美術館にて開催される。
 
 世界的コレクションを誇るバーミンガム美術館をはじめ、各国の美術館やコレクターの協力を得て行われる本展は、《ピグマリオン》連作、《眠り姫》、《運命の車輪》といった油彩画の代表作からタペストリや挿絵本にいたるまでの約80点の作品で巨匠の全貌に迫る。
 
 本展は、装飾デザインや装飾画からはじまる彼の作家としての歩みとともに、30年に渡って描き続けた重要な主題である「眠り姫」の物語に基づく連作といった代表的作品、そして装飾画や装丁、挿絵なども紹介。12のパートに分けて概観する。



 

『バーン=ジョーンズ展 ―英国19世紀末に咲いた華―』
発売中 Pコード:765-311
▼9月1日(土)~10月14日(日) 
兵庫県立美術館 
一般前売1100円 大学生700円 
一般当日1300円 大学生900円 
※10:00~18:00。金・土曜日は20:00まで。入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日。ただし、9/17、10/8は開館。翌9/18および10/9は休館。中学生以下は無料。高校生・65歳以上はチケットぴあでの販売は無し。
兵庫県立美術館
078-262-0901

(2012年8月16日更新)


Check
《ピグマリオンと彫像-女神のはからい》 1878年 バーミンガム美術館 (c)Birmingham Museums
《眠り姫》― 連作「いばら姫」 1872-1874年頃 ダブリン市立ヒュー・レイン美術館 (ダブリン) (c)Dublin City Gallery The Hugh Lane, Dublin
バーン= ジョーンズ原画・モリス商会制作《東方の三博士の礼拝》 1894年(原画1890年) マンチェスター・メトロポリタン大学 Image courtesy of Visual Resources Centre, Manchester Metropolitan University. Photo by Stephen Yates.