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これが現在進行形の草間彌生!
その最先端の挑戦を体感できる展覧会

 10歳の頃より水玉と網模様をモチーフに幻想的な絵画を制作、今や世界的な現代美術家として活躍する草間彌生の、最新の創作活動を紹介する展覧会、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」が、2012年1月7日(土)より国立国際美術館にて開催される。


 その長いキャリアの中でも、近年は前衛・現代美術という枠を超えた人気を獲得する彼女の、新たな心象絵画ともいえる珠玉の作品群が今また生まれようとしている。2009年から草間が驚異的な創作意欲で取り組んできた新しい絵画シリーズ『わが永遠の魂』は、鮮烈な色彩と自由奔放な想像力、同時に人間の内面世界をえぐり出すようなイメージで、これまでにない絵画作品となっているのが特徴だ。これら“最新型の草間彌生”の日本初公開となるのが本展覧会だ。


 『わが永遠の魂』の中から展示される、47点の色彩豊かな新作と対照的なのが、無限に湧き出てくる連鎖的イメージを描き出した『愛はとこしえ』の連作。2004年から3年間で一気に描き上げたというモノクロのドローイングを元に、シルクスクリーン作品へと仕上げた50点からなる作品群だ。


 このほかに、初公開となる『南瓜』などの彫刻作品なども展示。期間中は、講演会や、おかけんたによるギャラリー・トーク、松本貴子監督の「≒草間彌生 わたし大好き」映画上映会、栗コーダーカルテットのミニ・コンサートなどイベントも多数。詳細は、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」オフィシャルサイトをチェック。


 今年5月からは、マドリードの国立ソフィア王妃芸術センターを皮切りにパリのポンピドー・センター、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークのホイットニー美術館を巡回する大規模な個展を開催中の草間彌生。そんな中で、80歳を超える今も驚異的な創作意欲を見せる草間の、現在進行形の挑戦が体感できるのが本展覧会だ。




「草間彌生 永遠の永遠の永遠」

発売中 Pコード:764-865
※販売期間中はチケットぴあ店頭での直接販売および通常電話0570(02)9999にて予約受付。インターネット販売はなし。

▼2012年1月7日(土)~4月8日(日)
国立国際美術館
930(クサマ)チケット930円※12月6日(火)まで販売
前売一般1200円 大学生800円 高校生500円※12月7日(水)~2012年1月6日(金)まで販売
当日一般1400円 大学生1000円 高校生700円
10:00~17:00、金曜日は19:00閉館。最終入場は閉館の30分前まで。休館日は月曜日、1/10。但し、1/9は開館。中学生以下ならびに心身に障害のある方および付き添い者1名は無料。本券で「コレクション展」も鑑賞可。
国立国際美術館 06-6447-4680
http://www.asahi.com/kusama/

(2011年12月 1日更新)


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©YAYOI KUSAMA
草間彌生 《果てしない人間の一生》 2010  ©YAYOI KUSAMA STUDIO Inc., Courtesy of OTA FINE ARTS.
草間彌生 《野の花たち》 2011©YAYOI KUSAMA STUDIO Inc., Courtesy of OTA FINE ARTS.
草間彌生 《愛はとこしえ (TAOW)》 2004©YAYOI KUSAMA STUDIO Inc., Courtesy of OTA FINE ARTS.