インタビュー&レポート

ホーム > インタビュー&レポート > 藤原紀香演じる怪盗キャッツアイ・来生瞳が 「再びあなたのハートを頂戴いたします」 初演から約2年半、 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』 ついに関西でも上演!

藤原紀香演じる怪盗キャッツアイ・来生瞳が
「再びあなたのハートを頂戴いたします」
初演から約2年半、 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』
ついに関西でも上演!

舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』が、11月14日(土)から23日(月・祝)まで、大阪・新歌舞伎座にて上演される。 1981年の発表以来、爆発的な人気を誇る不朽の名作『キャッツ♥アイ』。その物語の舞台を明治時代に置き換え、2024年に明治座創業150周年記念公演のフィナーレを華々しく飾った本作が、約2年半の時を経て再演。 今回は東京・明治座に加え、福岡・博多座と大阪・新歌舞伎座でも初めて上演となる。初演に続き、怪盗キャッツアイとして活動しながら喫茶「猫目」を営む三姉妹の次女・来生瞳役を演じる藤原紀香に、作品への思いを聞いた。

"再演を再現にしない"という挑戦

2024年は東京・明治座のみで上演された舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』。チケットの入手が困難となるほどの反響を呼んだ初演を通じて、「何が飛び出すかわからない宝箱のような、ザッツ・ジャパニーズ・エンターテインメントに仕上がった」という手応えを得たことで、「この作品は関西のお客さまには、特に喜んでいただける!」と感じていたという。念願の関西公演、そして約2年半ぶりの再演を前に、作品に挑む思いも一層強い。

「"再演を再現にしない"という挑戦をしています。初演では、カンパニー一同が濃密な時間を共に過ごすことができました。そこで得た経験と知恵を基に、河原先生を中心に、カンパニーのみんなからも『ここはこうしよう』というアイデアが生まれています。フィアンセであり刑事でもある内海俊夫役には、崎山つばささんが新たに加わり、そこから生まれる化学反応も楽しみです。さらにパワーアップしたものをお魅せしたい!という思いが湧き上がっています」。

作品のさらなる進化は、自身の登場シーンにも表れていると話す。「衣裳がそれぞれアップデートされていたり、アクションシーンが増えていたり。とにかく台本も分厚く、われわれにとってはやることが満載な舞台。宙乗りで客席3階まで飛んだかと思えば、裏では大急ぎで舞台へ戻ったり、劇場のお客さまが通る廊下を駆け抜けて花道へ現れたり。また、1秒も無駄にできない、F1のピットストップさながらの早着替えもあります。まさに本気の大運動会です。演出の河原雅彦さんも、稽古初日に『時間が足りません!』とおっしゃったほど。そのすべてを私たちがしっかりと体現できれば、必ずお客さまに喜んでいただける作品になると信じて、日々稽古を積み重ねています」。

時間を重ねて深まった三姉妹の絆

初演後も交流を重ねてきた、長女・泪を演じる高島礼子、三女・愛を演じる剛力彩芽。三人の関係性が深まったことで生まれる、舞台上での距離感にも注目したい。「やはり三姉妹の絆は強いですね。初演後も、まるで本当の三姉妹のように一緒に過ごしてきましたから。礼子姉さんはクールビューティーに見えて、実は天然で(笑)。本当にあたたかく、現場にいてくださるだけで安心できる、まさに泪姉さんのような方です。そして彩芽ちゃんは、どんどん新しいことを提案し、吸収していく、本当に可愛い妹です」。

剛力は、二人の"姉"と時間を重ねたことで、関係性にも大きな変化があったようだ。「彩芽ちゃんが『時間を重ねて、いい意味で遠慮がなくなりました』と話してくれました。最初は私たち姉役二人に緊張していたそうなのですが、今ではすっかり打ち解けてくれて。嬉しいですね。稽古場でも本当の妹のように可愛くて、ついずっと顔を見てしまうくらいです」。そう話す藤原は、まるで本当の姉のような柔らかな表情を見せた。

cats_fujiwara.jpg

宙乗りは「お客さまと目が合うのが楽しい!」

舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、岩崎う大(かもめんたる)が脚本、河原雅彦が演出・共同脚本を手がける。華やかな衣裳やアクション、杏里の名曲に乗せた歌やダンス、ショーや謎解きに加え、ラブコメディーや家族愛を軸にした人間ドラマも描かれ、舞台ならではのエンターテインメントの魅力にあふれた作品だ。中でも注目したいのが、藤原が披露する宙乗りである。「私の家族もよく宙を飛んでいますが(笑)、まさか私まで劇場で飛ぶことになるとは思いませんでした。高いところは、どこまででも大丈夫です。以前、海外映画の撮影で、建設中の44階建てのビルに設置された、クレーンで吊られたガラス板の上に乗り、アクションシーンを撮影したこともありますので(笑)。宙乗りは爽快ですし、お客さまと目が合い、皆さんのお顔を存分に見ることができるので、ワクワクします」。

11月、関西で果たすお客さまとの約束

約2年半前、明治座での公演中に「関西でやってくれへんの?」という声を多く寄せられたという藤原。今秋、故郷・関西で上演できる喜びはひとしおだ。「『もちろん、やりたいです!』とお答えしていただけに、その約束を果たせることがとても嬉しいです。関西のお客さまは、面白ければ素直に笑ってくださいますし、その感情が舞台上にもよく伝わってきます。私にとっては、それがとても心地よいんです。ホームで演じられる幸せを感じながら、愛とエネルギーにあふれたこの作品を、皆さまに存分に楽しんでいただけるようお届けしたいと思います。新歌舞伎座でお待ちしています!」

取材・文/桃井 麻依子
インタビュー写真/河上 良

ヘアメイク/光倉 カオル(ダイナミック)
スタイリスト/今井 聖子(Canna)




(2026年10月28日更新)


舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』

チケット発売中 Pコード:540-562
▼11月14日(土)~23日(月・祝)
新歌舞伎座
S席-14000円 A席-7000円 
注釈付きS席-14000円(演出の都合上、舞台の一部が見えにくいお席)
[原作]北条司
[脚本]岩崎う大
[演出・共同脚本]河原雅彦
[出演] 藤原紀香・剛力彩芽/崎山つばさ 上山竜治/長谷川初範/
川久保拓司 佃井皆美 新谷姫加/美弥るりか/高島礼子
※公演日時の詳細は公式サイトをご確認ください。
※未就学児童は入場不可。席種によっては取り扱いのない場合あり。3階1列目は転落防止柵により見えづらいところが出る可能性があります。やむを得ぬ事情により出演者、曲目などを変更する場合がございます。予めご了承ください。ご購入時・ご来場前には、必ず新歌舞伎座ホームページをご確認下さい。車椅子の方はチケット購入前にお早目にお問合せ下さい。
[問]新歌舞伎座■06-7730-2222(10時~16時)

公式サイト
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20261114.html

チケット情報はこちら