ホーム > インタビュー&レポート > 大阪は追加公演も決定! 原口あきまさ&ミラクルひかるが語る『HRF2026』
ものまね、お笑い、音楽を掛け合わせ、テレビでは実現しにくいコラボレーションを繰り広げる『HRF2026~偽物だらけの国内最大級フェス~』が、9月12日(土)、13日(日)に大阪・松下IMPホールで開催される。
大阪市内で開かれた合同取材会に、フェスを立ち上げた原口あきまさと、中心メンバーのミラクルひかるが登壇。ものまね芸人が集まるライブだからこそ生まれる笑いや、大阪公演への思いを語った。
2023年に始まったHRFは、ものまね芸人がそれぞれの持ちネタを披露するだけのライブにとどまらず、出演者同士が即興で絡み合い、テレビ番組にもつながる新たな掛け合いを生み出す"実験の場"でもあるという。
「バラエティー番組で、ほかのものまね芸人さんたちと"ものまねくくり"で呼ばれることが多くなりまして、そのメンバーをまとめる代表みたいな、そういう立ち位置になってきちゃったんですね。僕も含めですけど、こう見えて、ものまね芸人さんたちは平場がそんなに強くないんですよ。だから、みんなで頑張って、お笑いの方を鍛えていこうぜ、というフェスなんです」と原口。ミラクルは「私たち後輩のための平場訓練が入っていたんですね。知らなかったです」と驚きながらも、「原口さんは唯一、平場が得意な方です」と信頼を寄せる。
また、別の番組やライブでも使える"定番の掛け合い"も育てたいと原口。そのためにも、観客の反応を直接受け取れるライブが欠かせない。「テレビだと編集や足し笑いもありますし、スタッフさんも気を遣って笑ってくれることがある。それが本当の笑いかどうか分からないので、ライブで試すことが一番いいと思います」。

原口が大阪での開催にこだわるのは、関西の観客がものまねだけでなく、披露するネタの構成や出演者同士の関係性まで見ているからだという。「関西の方々は、ものまねも喜んでくれるし、中身のネタもちゃんと見てくれる。『このふたりだから、こういうネタができるんだ』『この人の方がツッコミなんだ』『ふたりともボケなんだ』というところまで楽しんでもらえます」。
今回は出演者同士の多彩なコラボレーションが繰り広げられる。原口、ミラクルのほか、ジョニー志村、古賀シュウ、JPが出演。9月12日(土)には坂本冬休み、13日(日)には荒牧陽子が加わる。中でも期待されているのが、タモリのものまねで知られるジョニー志村だ。
原口はジョニーをこう評する。「フォルムもしゃべり方もそのまんま。遠くから見たら、タモリさんと間違うんじゃないかというぐらいのクオリティーです。ジョニーさんがいてくれたら大きな軸が定まるので、何でもできる。脱線しても戻れるし、逆に僕が自由に遊べます」。
観客の反応を受けて内容そのものが変わっていくのもHRFの特徴と原口。「全公演、違うライブに見えると思います。12日(土)にやってスベったものは、翌日にはやりません。どんどん削って、ほかのところのボリュームを増やします。逆に、ウケたものを膨らませて、時間が押す可能性もあります」。
最も予測不能な動きをするのが、ミラクルだ。「さっきも思いついて、『絶対これをやりたい』というネタができました!」と意欲を見せる。ミラクルがものまねをする動機は、直感に近いという。「最初はインスピレーションです。直感的に何かが引っかかる。『この人のものまねをしたら、どんな感じかな』と想像したら、もう笑っちゃうというか。ばかにしているわけではないんですけど、『この人、私もちょっと笑っちゃうな』って。何かが引っかかっているんでしょうね。意外と、気になった人は全部やらせてもらっていると思います。そういう病気なんで(笑)」。
近年のものまね界では、歌声や容姿を本人に近づける"リアルさ"が重視される傾向にある。そうした中、原口は技術を生かした歌まねを見せながらも、笑いを前面に出したものまねの魅力を改めて届けたいと語る。「僕らが育ったものまねには、もっとこういう面白さもあったよね、というのを、もう一回みんなに分かってもらいたい。面白いものまねも見られるし、ちゃんとした歌まねも見られる。バランスのよいものまねをやっているのは、『HRF』しかないと思っています」と、自信をのぞかせた。
取材・文/岩本
(2026年7月24日更新)