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平知盛を演じる花組トップスター・永久輝せあ
「人間ドラマが一番の魅力」

2月14日(土)から兵庫・宝塚大劇場で宝塚歌劇団花組のグランド・ラメント『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉の契り-とスパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』が幕を開ける。 『蒼月抄』は平家最後の総大将・平知盛を主人公に、父・清盛の影を背負い、誓いと喪失の果てに辿り着いた姿を描いた作品。知盛を演じる花組トップスター・永久輝(とわき)せあが公演に向けて意気込みを語った。

まず、見どころについて問われると、「平家の人々がどのように終焉をむかえたか、その人間ドラマが一番の魅力」と永久輝。そして知盛について、次のように印象を語った。「清盛亡き後に平家の行く先を、先陣を切って導いた人物でもあり、とても知的で心優しく、夢をしっかり持っている魅力的な人物だと思っています」。

一門を率いる知盛に、花組トップスターとして次のように思いを寄せる。「私も花組を率いる立場でもありますし、そこにかける愛情や、こうありたいという願いなど、知盛と通ずるものがあるのではないかと思います。責任を負う立場として、人を率いることの難しさも共感できますので、そういったことをこの役に生かしたいです」。

この世の春から滅亡まで、盛者必衰の理(ことわり)を描く。「知盛は平家を守らなくてはならないという思いを常に胸に抱いて生きてきたと思います。そういうなかで、滅びをどのように受け入れるのか。それがこの作品の一番の核かなと思います。栄えた後には滅びがくる、永遠に続くものはない。そのことをどう美しく捉えられるか。それが、この作品を宝塚歌劇で上演する意味なのではと思います」と熱く語る。

舞も注目だと続ける。「プロローグでは男役が大人数で剣舞を披露しますし、星空美咲が演じる明子との出会いのシーンでは連舞もあります。また、海の精霊などもダンスで表現しますので、日本舞踊のような踊りからモダンなダンスまで、どちらも楽しんでいただけると思います」。

第二幕のタイトル『EL DESEO』とは、スペイン語で「欲望」という意味だという。「いろんな欲望が渦巻いているというイメージで、エネルギーがみなぎるショーになるのではないでしょうか。中詰は、メキシコの"死者の日"のお祭りをモチーフにしていて、衣裳やセットもカラフルで、とても賑やかです。客席降りも予定していますので、お客様と一緒に盛り上がっていけたら嬉しいです」。

2025年はゲームを原作とするミュージカル『悪魔城ドラキュラ』や日本初上演のドイツミュージカル『Goethe!』など、チャレンジの多い1年だったという。そんな日々を経て、2026年は「目の前のことに加えて、自分がときめくことややりたいことにも意識を向けて、楽しんで過ごしたい」と目を輝かせた。

取材・文/岩本




(2026年2月12日更新)


宝塚歌劇花組 宝塚大劇場公演
グランド・ラメント『蒼月抄(そうげつしょう)』-平家終焉の契り-
スパイシー・ショー『EL DESEO(エル・デセーオ)』

【兵庫公演】

▼2月14日(土)~3月29日(日)
宝塚大劇場
SS席-14000円 S+席-10500円 S席-8000円 A席-5500円 B席-3500円
[出演]永久輝せあ/星空美咲/他
※3歳以上は有料。
[問]宝塚歌劇インフォメーションセンター■0570-00-5100


【東京公演】

▼4月18日(土)~5月31日(日)
東京宝塚劇場

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