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平均年齢約13歳、総勢19名の関西ジュニアが大阪松竹座に登場!
野田開仁、井上蒼生、元重瑛翔、岡野すこやかインタビュー

3月8日(土)から30日(日)まで大阪松竹座で開催される松竹創業130周年「関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ~!」。関西ジュニアの平均年齢約13歳の19名を中心とした公演で、お笑いパートや歌唱パートの二部構成に。お笑いパート『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!』では、よゐこの有野晋哉が作・演出を担当する。

野田開仁、井上蒼生、元重瑛翔、岡野すこやかが取材に応じ、意気込みを語った。

今回は関西ジュニアが主役の舞台となる。先輩は不在、自分たちが大阪松竹座の舞台の最前線に立つことに、こう気合を入れる。最年長の野田は「いろいろ任せてもらえることも多いですが、役がついたお芝居も初めてなので"頑張るのだ!"」。井上は「僕たちだけの力でお笑いパートとショータイムを精一杯、頑張れたらと思います」。元重は「井上くんと一緒で、先輩がいない分、自分たちの力でお客さんを楽しませられたらいいなと思います」と初々しい語り口。『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!』で初めて役がついたという岡野は「いろんな役をするのですが、どれも"すこやか"に頑張りたいと思います!」と野田と同様に名前を取り入れた自己アピールもばっちりだ。

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『ハチャメチャ惑星で夢の原石みーつけた!』の稽古では演技の楽しさと難しさを実感しているようだ。野田はツッコミでみんなをまとめる。「話が脱線したら本線に戻していかないといけなくて、そういう時にどういう表情や感情になったらいいのかとか、どんな内容で戻したらいいかとか、そういうことを考えています」。ちなみに小さい子のボケは難しいという。「拾いづらいボケをする子もいるので(笑)。周りに助けてもらいながら、新喜劇なども見ながら、ツッコミを勉強して挑みたいです」。井上は「自分がしゃべっていない時の自然な立ち振る舞いとかに注意してやっています。僕も新喜劇をテレビで見て勉強しています」。元重は昨年の3月公演『おいでよ!ミナミ笑店街』にも出演したが、今回はさらなるチャレンジが待ち受ける。「その時は宇宙人役をやらせてもらって、短い台詞がいっぱいあったけど、今回は長台詞があるから、長台詞をどういうふうに覚えたらいいのか難しいです」。岡野は状況説明の役どころも任された。「説明するということが難しくて。ひとつの場面ごとにまとを言うので、こういうお話だったんだなとお客さんが理解できるようにしゃべらなきゃダメなので、それがむちゃくちゃ難しいです」。

お笑いパートの作・演出を担うよゐこ・有野晋哉からのアドバイスも「勉強になる」と口をそろえる。「初めてお笑いのツッコミ担当で、僕は結構ボケを拾っていると思っていたのですが、お客さんから見たら冷たすぎる感じがあったみたいで、有野さんからはそういうアドバイスをいただきました」と野田。井上は場面を想像することが課題だ。「まず、声を張り上げるのが難しくて。声を張り上げて、ちゃんと場面を想像して演じるということをもっと意識しないと、と思っています」。元重もセリフの言い回しのアドバイスをもらったという。「ごにょごにょ言うところがあって、そこはもっと小さい子みたいに言った方がいいよって言われました」。そして岡野は発声。「もうちょっとゆっくりとか、ここは速くとか。ここは声を高くして、ここは声を下げてとか、そういうことを教えてもらって、めちゃくちゃ勉強になりました!」。

歌唱パートの稽古でも手ごたえを感じている。野田は1月に中山優馬のライブでバックについたことも大きな経験になったと話す。「そこでダンスのスキルがすごく上がって。改めて振り入れをする時も、振りが入るスピードも上がりました。その分、(振りの)細かいところに時間が使えるようになったので、今回も振付師さんにいろいろと聞いています」。井上、元重、岡野もダンスの練習に余念がない。「今まで出演したコンサートでもダンスの練習を重ねてきたので、入所した頃よりはうまくなっていると思います」と井上。ショーでのキラキラ感も楽しみだ。

幕が明けるまでは不安半分、楽しみ半分といった印象だが、4人の中でかつてない責任感も芽生えている様子。「僕たちが引っ張っていくので、周りの状況も見ながら頑張っていきたいと思います」(野田)。「今までは先輩が(場を)回してくれていましたが、今回は先輩がいないので、自分たちで話を進めていかないといけない。遠慮していてはダメなので、自分から発言してステージを回していきたいです」(井上)。「先輩がいないので、自分たちが(率先して)行動できるように成長していきたいです」(元重)。「MCも今までは先輩方が話を進めてくれて、ピンチの時も助けてくれましたが、今回は自分たちで直さないとだめなので、それが難しいですね。でもそれが楽しみでもあります!」(岡野)。

この春、大阪松竹座で大きな一歩を踏み出す関西ジュニアたち。フレッシュで希望に満ちた原石が、今しかない輝きを放つ。

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取材・文/岩本




(2025年3月 4日更新)


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写真左より)井上蒼生、岡野すこやか、元重瑛翔、野田開仁

「関西ジュニア原石まつり キラキラしとんの気のせいちゃうでぇ~!」

▼3月8日(土)~30日(日)
大阪松竹座
[作・演出]有野晋哉(よゐこ)
[脚本・演出補]徳田博丸
[出演]井上蒼生/大田蒼空/岡 夢人/岡野すこやか/川口拓馬/北野快浬/芝 理音/田所蒼大/谷口尊星/デービスジョシュ/西野統真/野田開仁/伯井太陽/橋本誠吾/濱出顕斗/藤田真暢/藤本有惺/三浦慎ノ亮/元重瑛翔/他 関西ジュニア
※日時・席種により取り扱いのない場合あり。
※未就学児童は入場不可。
※公演スケジュールの詳細は公式サイトをご確認ください。
[問]大阪松竹座■06-6214-2211

大阪松竹座 公演サイト
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202503shochikuza/

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