ホーム > インタビュー&レポート > 尼崎を舞台に、余命半年のオカンを「笑いのチカラ」で救うために 奔走する高校生のひたむきな姿を描く舞台『尼崎ストロベリー』、 原作者から大興奮のコメント到着! さらに、制作裏話が聞ける!? アフタートーク・イベントが決定!!
(2023年3月初演舞台写真)
"ぜったい笑って、きっと泣く!青春群像劇!!"
原作は2019年12月に出版された落語作家の成海隼人が、自身の体験と母親をモデルに書き上げた小説作品。「オカンはもうすぐ死ぬ、そう思いながら車椅子を加速させたあの日の自分。看護師さんに注意されて、病棟で二人で笑いあったあの日を私は今でも鮮明に覚えています。"哀しい過去も、哀しい未来も、全てを笑いに変えて生きていきなさい"、オカンが残してくれたあの日の言葉。たくさんのあの日を丸ごと閉じこめた『小説 尼崎ストロベリー』は、私にとってとても大切な作品です」と語る成海は、昨年3月の初演を観劇しており「感動しました、いや、興奮しました、という表現の方が適切かもしれません。小説と舞台版の違いについて、小説は一人称視点の言語表現ですから読者の想像力が主役です。それに対し、舞台では視覚や聴覚が主役に躍り出ますよね。生で感じることのできる臨場感は小説では味わえない魅力だと思います。舞台版を通じて、原作のエッセンスを保ちながらも新たな次元で作品が息づいていることを実感しました!」と大興奮、さらに原作のファンからも、「感動した」「さらに原作が好きになった」という感想が沢山、成海のもとにも届いたそうで「演出家の木村淳さんが原作の世界観を維持しながらも、お客様がエンターテインメントとして楽しむことができる青春群像劇に仕上げてくださったことが、お客様の共感を生んだのだろうと感じています。」と分析している。(2023年3月初演舞台写真)
劇中で展開される!スピード感溢れる"漫才"が見どころ!!
今年3月の初演に引き続き脚本・演出はドラマ『幽かな彼女』や舞台『それいゆ』、音楽朗読劇『マインド・リマインド』、『丸尾不動産シリーズ』を手掛ける木村淳。リアルな会話劇でありながら"笑い"と現代社会に鋭く切り込む"シリアス要素"を巧みに織り交ぜた演出で、2023年3月の初演では"笑い"と"涙"そして"感動"と"熱気"で満員の会場が包まれた。
主なキャストは初演とほぼ同じ。主人公の駿一には関西演劇界注目の若手俳優で、ABCテレビ「おはよう朝日です」にもレギュラー出演している真丸。お笑いマニアな母親・貴代子には、映画・ドラマを中心に活躍する大阪出身の女優・篠原真衣、駿一の恋人・ヒロイン萌役に春名真依、駿一の幼馴染・美樹役に堀くるみと、元たこやきレインボーの二人のさらに初演同様、吉本新喜劇の佐藤太一郎や桜井雅斗、そして堀川絵美の出演も決定! さらにTVやラジオでも活躍する武田訓佳が初参加するなど、関西出身の豪華なキャストが再演でも集結する。
初演でも劇中、スピード感溢れる『漫才』で会場を爆笑で埋めた主演の真丸は、今回は初演以上にグレードアップさせた漫才が見どころ、とした上で「本作品は本当に温かくて素敵な作品です。作中に溢れる人間の温かさや、所々に転がっている尼っぽさを感じていただけると思います。ご観劇いただいた皆様が、帰り道、きっと自分の大切な人に連絡してしまうはず! この作品を通して、貴方が思っている以上に、『貴方は周りから愛されてるよ。』と伝えられれば良いなと思っております」と既に気合が十分。
(2023年3月初演舞台写真)
クラウドファンディングで、尼崎市在住の中高生200人を無料招待!
今回、舞台「尼崎ストロベリー」実行委員会は昨年秋に"次代の尼崎を背負う尼崎市在住の中高生たち"を無料招待することを目指して、クラウドファンディングを実施。200人の尼崎市在住の中高生たちを無料招待することを発表した。脚本・演出の木村淳は「この作品を今後も毎年、尼崎で上演し続けることで、【演劇】を通じて【地域】と【次世代の尼崎を担う若者たち】を繋ぐプロジェクトとして育って欲しい」と語り、"カンパニーの要"的な存在の佐藤太一郎も「この作品が尼崎の定番になるためには、長く再演し続けることが、とても大切だと思っています。初演が誕生なら、今回は定番になるための一歩目です。まだまだヨチヨチ歩きの作品ですが、大きく成長して定番になっていく姿を、尼崎の人々に見守ってもらいたいと思っています。」と、初演以上に想いを強くしている。
(2023年3月初演舞台写真)
アフタートーク・イベントが決定!!
様々な試みで地域に密着した演劇文化を目指す舞台『尼崎ストロベリー2024』では、稽古場での裏話や制作秘話などが聞けるアフタートーク・イベントの開催も決定している。アフタートーク・イベントが行われるのは、3月3日(日)17:00公演(登壇者:真丸、佐藤太一郎、堀くるみ、春名真依、木村淳)と、千穐楽となる3月4日(月)14:00公演(登壇者:真丸、篠原真衣、堀くるみ、春名真依)の2公演の終演後となる。尼崎を舞台に繰り広げられるアツくて、オモロい青春群像劇! ぜったい笑って、きっと泣く! あなたも"笑いの奇跡"を体感しませんか?
(2024年1月12日更新)
チケット発売中 Pコード:522-196
▼3月2日(土)~4日(月)
(土)18:30 (日)13:00/17:00 (月)14:00
あましんアルカイックホール・オクト
全席指定-4800円
[出演]真丸/篠原真衣/堀くるみ/春名真依/井本涼太/桜井雅斗/武田訓佳/堀川絵美/佐藤太一郎/他
【アフタートークショー】
●3/3(日)17:00公演
[登壇]真丸/佐藤太一郎/堀くるみ/春名真依/木村淳(脚本・演出)
●3/4(月)14:00公演
[登壇]真丸/篠原真衣/堀くるみ/春名真依/木村淳(脚本・演出)
※5歳未満入場不可。
[問]尼崎市文化振興財団■06-6487-0910
[問]尼崎市総合文化センター プレイガイド■06-6487-0810
[問]神戸国際ステージサービス■078-230-3310