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大阪・南海浪切ホールにて独演会を開催!
春風亭一之輔インタビュー

“いま最もチケットが取れない落語家”といわれる春風亭一之輔が、10月21日(土)大阪・南海浪切ホール 大ホールにて3年ぶりに独演会を開催する。人気、実力ともに兼ね備えた一之輔に、新メンバーとして加入した『笑点』や、コロナ禍に開設したYouTubeチャンネルなど色々な話をお聞きしました。

――『笑点』新メンバー、就任おめでとうございます!

全然めでたくないですよ! 仕事です!! 落語家がみんな『笑点』に出たいと思ったら大間違いですからねっ!!! 特に大阪の人は全然好きじゃないでしょう? 誰も見てないでしょう??

ichinosuke230426-2.jpg――就任発表当日まで、家族にも言ってはいけないというのは本当なのですか? また、『笑点』メンバー就任発表後の周囲の反応は?

「絶対に言っちゃダメ‼」と(TV局のエライ人から)脅されていたので、家族にも言ってはなかったです。家族からは「なんか、大変だねぇ」と言われています。何が大変かって? これで(世間様に)顔がバレてしまったので、立ち小便もできないです!...まぁ『笑点』に出ていなくても、立ち小便はダメなんですけど...。とにかく、番組出演をきっかけに、まだ落語を聴いたことがない人に「落語の楽しさ」を知ってもらいたいですね。

――最も忙しい落語家の一之輔師匠。昨年はどれくらいの全国公演、高座に上がられましたか? また、持ちネタが群を抜いて多いと思いますが、現在はどれくらいのネタをお持ちですか?

昨年は、全国では30カ所くらいやらせていただきました。高座に上がった数は数えてはいないですが... たぶん920席くらいはしゃべらせてもらいましたね。持ちネタは、3万8千2百56!のうち、すぐできるのは250くらいです(笑)。

ichinosuke230426-3.jpg――ズバリ「関西と関東」のお客様の違いはありますか?

意外と大阪の人の方が「違い」について聞きたがりますよね(笑)。僕はあまり違いを感じないです。一之輔を聴きに来ていただいているお客様ですので、大阪も東京もお客様のテンションや笑いドコロは同じです。

――2020年のコロナ禍に開設したYouTubeチャンネル。10夜連続生配信はとても話題になりましたが、始められたきっかけは?

寄席が急に休みになったので、最初は「仕事もないし楽だなぁ」と思ってしまったのですが(できれば働きたくない側の人間ですので)、一気に噺す機会がなくなってしまって...。そんな時に「YouTubeをやってみませんか?」と声をかけていただいたのです。当初は、落語をやる予定はなかったのですが、「折角なら落語をやらせてください」とお願いしました。お陰様で、たくさんの方に落語を聴いていただける機会になりました。

春風亭一之輔チャンネル https://www.youtube.com/@user-em7sy9gs1h
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ichinosuke230426-4.jpg――2020年ご出演時、会館宛てに頂いたサインのお言葉がステキでした。

「命までとられるわけじゃあるまいし」

よく色紙に書く言葉なんですよ。経験上、思い悩んでも、案外やめちゃえばなんとかなることもある。"逃げる"というのも大事なことだと思います。辛い時、ずっとそこに思い止まらなくても、逃げてしまえばやり直しはききます。こんなことを言っていると「ちゃんとしろ!」と怒られるのですが、殺されるわけではないので(笑)。そんな感じでのんびりと生きたいなぁと思っています。




(2023年4月27日更新)


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(C)キッチンミノル

春風亭一之輔 独演会

6月2日(金)一般発売 Pコード:518-624
▼10月21日(土) 14:00
南海浪切ホール 大ホール
全席指定-4000円
全席指定 学生(大学生以下)-2000円
[出演]春風亭一之輔
※未就学児童は入場不可。
[問]浪切チケットカウンター
■072-439-4915

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