ホーム > インタビュー&レポート > プロ選手が指導!舞台『ブルーロック』サッカー練習レポ
累計発行部数2200万部を突破する人気サッカー漫画を原作にした舞台『ブルーロック』が2023年5月に初めて舞台化される。その稽古に先駆け、社会人サッカーチーム「エリース東京FC」の選手である色摩雄貴、松岡ジョナタン、神田凜星によるサッカー指導が行われ、出演者の主人公の潔 世一(いさぎ・よいち)役の竹中凌平、蜂楽 廻(ばちら・めぐる)役の佐藤信長、千切豹馬(ちぎり・ひょうま)役の佐伯亮が参加した。
「ブルーロック」(原作・金城宗幸/漫画・ノ村優介)は、2018年より「週刊少年マガジン」(講談社)に連載中のエゴイスト FW 育成サッカー漫画。「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーになれない」と、日本フットボール連合がW杯優勝に導くストライカーを育てるためにある計画を立ち上げ――という物語が描かれる。
晴れ渡る屋外フットサルコートで挨拶を交わした6人は、サッカーの基本「とめる・蹴る」の練習からスタート。松岡と竹中、神田と佐藤、色摩と佐伯がそれぞれペアを組み、ボールを蹴り合う。経験者の佐伯も含め、はじめは緊張気味だった俳優陣も、選手たちの丁寧な指導でみるみる上達。「楽しくなってきた!」と良い表情を見せた。基礎的な動作を教わったらミニゲームへ。メンバーをミックスしたり、俳優チームと選手チームでわかれたりしてゲームをするうちに、俳優、選手関係なく6人全員でチームメイトのような空気が生まれ、チームプレーも次々と飛び出し始める。技術の習得はもちろん、競技そのものの楽しさも体験できたようだった。
練習後の囲み取材で松岡が「皆さん、才能がありすぎてびっくりです」と笑顔で話すと神田も「吸収力がすごかった」、色摩も「教えることがなかった」と絶賛。竹中は「サッカーの楽しさを知れたことが大きな収穫でした」、佐藤は「サッカーがより好きになりましたし、身近になった気がします」、佐伯は「サッカーの"みんなで取り組む"というところは舞台と同じだなと思いました。今日僕は(佐藤)信長くんと初対面でしたが、パスをし合ってコミュニケーションが取れました」とそれぞれ良い時間になった様子。
本作には、神田が「エゴ=自分が勝負を決めるんだという、プレイヤーとして大切なことが描かれている」と話すように、チームスポーツにおいての"エゴ"が描かれている。そこは俳優の仕事と重なるかを問われると、佐伯は「俳優として個性はあったほうがいいけど、舞台では協調性が一番大事」、佐藤も「観てほしいところを観てもらうためには自分も押さえる」と明かし、竹中も「協調性が大事な舞台で描く作品のテーマが"エゴ"というところもおもしろい。どんな作品になるかワクワクしています」と話した。
舞台『ブルーロック』は、5月4日(木・祝)から7日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、5月11日(木)から14日(日)まで東京・ サンシャイン劇場にて上演。3月8日(水)18:00から12日(日)23:59までプレイガイド最終先行(抽選)を受付。
取材・文:中川實穂
衣裳協力:DESCENTE UMBRO
(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/舞台『ブルーロック』製作委員会
(2023年3月 8日更新)
3月18日(土)一般発売
Pコード:517-068
▼5月4日(木・祝)~7日(日)
(木)18:30 (金)(土)(日)13:00/17:30
サンケイホールブリーゼ
全席指定-11000円(特典付き)
[脚本・演出]伊勢直弘
[出演]竹中凌平/佐藤信長/松田昇大/佐伯亮/佐織迅/佐藤たかみち/村松洸希/澤田拓郎/書川勇輝/井澤勇貴/坪倉康晴/船木政秀/川井雅弘/小坂涼太郎/菊池修司/益永拓弥/横井翔二郎/他
※未就学児童は入場不可。出演者変更に伴う払戻し不可。車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前にお問合せ先にご連絡ください。2枚以上でご購入されたお客様は、状況によっては連席でご案内できない場合がございます。公演中止など主催者がやむを得ないと判断する場合以外、チケットの払い戻しはいたしません。ご来場時にはマスクの着用を必須とさせていただく場合がございます。本公演では聴覚障害をお持ちの方にもお楽しみいただけるよう、手話による同時通訳・端末配布を行っております。端末をご利用される場合は事前にお問い合わせ先にご連絡ください。
[問]公演事務局■0570-200-114