ホーム > インタビュー&レポート > 猿飛佐助が主人公の「戦ステ」シリーズ第9弾! 主演・早乙女じょうじ他、出演者インタビュー
誰が観ても絶対に楽しんでもらえるものを
――早乙女さんは「戦ステ」シリーズに初演から出演されて、今回満を持して主演となりましたが、佐助編と聞いたときのお気持ちはいかがでしたか?
早乙女:こういった原作ものの作品は原作を知らないと楽しめないところがあったりするんですけど、初演からずっと「誰が観に来ても絶対に面白い、というものは作りたい」と言っていて。高いお金を払って観てくれるじゃないですか。だから損はさせたくないなと思って。今回はより『イケメン戦国』を知らない人も、「めっちゃ面白かったな!」となるように、みんなで作っています。佐助自身が"戦国ライフを楽しもう"みたいなキャッチフレーズもありますし、今までの「戦ステ」も何があっても楽しもうと心がけてやっていたので、自分が主演になったときも楽しんでやろうという気持ちで、それだけは変えずに本番を迎えることになりそうです。
――皆さんは佐助編と聞いてどう感じられましたか。
小沼:他の武将だと王道の恋愛を想像できる部分があると思うんですけど、佐助という少しサブ的なキャラクターが恋愛の主軸に入っていくことに対して、どういう作品になるんだろう? どんな恋愛になるんだろう? とまず頭に浮かびました。あと、じょうじくんが主演というのも面白そうだなとワクワクしました。
竹石:僕はシリーズ第3弾からの出演させていただいているんですけど、それでも「ついに来たか!」と思いましたね。第1弾から「戦ステ」を作ってきた早乙女じょうじが主演をやる、そしてプライベートでは僕をサウナ趣味にしたきっかけが早乙女じょうじなので(笑)、公私共に仲良くしているじょうじが主演ということで一層いい舞台にしたいなと思いました。あと、佐助って原作は「戦ステ」みたいなキャラじゃないところもあるんですよ(笑)。そのじょうじがやる佐助編というのは、お客さんが絶対に笑って楽しめる作品になるだろうな、と思いました。
室:僕は武田信玄役としてシリーズ初参加で。
――そうですよね。初参加で佐助編になるとは......。
室:だからめちゃくちゃ戸惑いはありました(笑)。それは佐助に対しての戸惑いじゃなくて、何度も『イケメン戦国THE STAGE』を観ていて、自分がそこに入るという不安もあったし、だけど楽しみもありました。いざ稽古が始まって、より一層「これはいい座組だな」と感じましたし、皆さんが作り上げてきた土台がしっかりされていてすんなり入ることができたので、もう全然不安はなくなって笑いの毎日で。もちろんみんなしっかりピリッとするところもあるし、めちゃくちゃ楽しんで稽古ができています。
猿飛佐助編はコメディ要素もたっぷり
――「戦ステ」の佐助は少しコミカルな部分を担ってきたところがあると思うのですが、内容的には今回はゲームのお話が元になっているんですよね。どんな印象の作品になりそうでしょうか。
早乙女:これまでと比べて、佐助はステージ上も裏もずっと走っています。佐助ならではのちょっとした仕掛けもあります。
室:佐助がもう休まらないと思います。
小沼:(現代からタイムスリップしてきたという)唯一現代を知っている武将なので、横文字が飛び交う、現代にあるものが言葉に出てきたりというのは、これまでにないところだと思います。
竹石:そもそも原作ゲームが誰のルートでプレイしても、ヒロインの舞が本能寺跡に行って必ず佐助と出会ってタイムスリップして、佐助に少し指南を受けながら戦国ライフを生きていくので、ストーリーに入りやすいと思います。これは『イケメン戦国』の枠じゃなくても成立する設定だと思うんですよね。戦国時代に現代人がタイムスリップして、現代でたまたま会った人もタイムスリップしていて一緒に乗り越えていく、という王道のストーリーだと思うので楽しめると思います。
室:原作を知っていることも大事だとは思いますけど、知らなくても絶対に普通に楽しめます。原作は乙女ゲームですけど、男性として戦国時代が好きで観たときに、むっちゃ楽しそうやん!と思ったのが第一印象だったので。
竹石:あと、やっぱり佐助が主演で軸なので、佐助から見た織田軍の人たち、佐助と上杉・武田との関係などが今までよりも違う視点で描かれている。それに対抗する第三勢力という構図になっているので、また今までとは違った視点で「この武将ってこういうところもあったんだ」と観られるんじゃないかなと思います。
――観客も同じ立場に立ちやすい、見やすいストーリーになりそうですよね。
竹石:そうですね。現代人で案内人みたいな人がどう思っているか、というところが描かれるので。
室:感情移入しやすいと思います。
――今回、米山和仁さんの演出となりますが、米山さんらしさを感じる部分はありますか?
室:米山さんはそもそもお笑いが好きなので、もうピッタリです。
――アドリブも多い感じになるのでしょうか?
早乙女:稽古中にはいろいろ案を出しますけど、結構ちゃんと決めてやりますよ。米山さんと佐助編はマッチしていますね。
竹石:やっぱり佐助編でコメディだから米山さん演出なんだと思うんですよね。
※ここでちょうど稽古場に米山さんが登場。
早乙女:佐助編で米山さんが呼ばれたのはたまたまですか?
米山:僕自身は全然コメディ作家と思っていないですけどね、硬派というか。お笑いとか全然好きじゃないので。
小沼:そんなわけないです(笑)。最初の稽古のときに「俺は笑いに厳しいから」と言われましたよ(笑)。
――米山さんは、キャスト皆さんの笑いのセンスにお任せしているところがあるんですか?
米山:みんなの笑いなんて信用できないですよ。
俳優陣:(笑)。
室:こういうやり取りがあって出来上がっていく佐助編なので、稽古場が楽しいです。
佐助の不器用さにキュンキュンしてほしい
――コメディ要素も強そうだとは思いつつ、やはり恋愛要素も見どころかと思います。
早乙女:佐助って絶対に恋愛慣れしていないじゃないですか(笑)。僕は完全にそう思っているんです。だってハッキリしないし。でも、そういう佐助の恋愛に慣れていない感じがいいんじゃないかなと。そこに対して少しイラッとする女性もいるかもしれませんけど(笑)、キュンキュンしてほしいなと思います。
小沼:幸村も初(うぶ)で一本調子の恋愛慣れしていない役柄というのもあるんですけど、佐助は頭がいいんですよね、言葉や使う単語が。けれど、幸村と似ているところがあって恋愛に対して不器用なんですよ。ただ、頭がいい不器用と、ちょっとおバカで不器用な感じが、自分が主演でやったときと今回の違いとして感じます。不器用なところに女性からしたら「もっと積極的に来てよ!」と思うのかもしれないですけど、でもそこに共感というか、「こういう男性もいたな」と思うかもしれません。
竹石:僕は、すごく甘酸っぱくて爽やかな印象です。中学生や高校生みたいな青春。舞さんがいる本編をやるのが少し久しぶりなので、それを楽しみにしてくださっているお客さんは舞に自分を投影してきっと一緒に青春できると思うし、客観的に観ている人も、この舞と佐助だったら応援したくなると思います。僕は「もういいから、早くキスしちゃえよ!」と思ったりしながら、応援しています(笑)。
――今回、公演別で情熱ルートと幸福ルートがありますが、それぞれの違いや見どころを教えてください。
早乙女:アプリのストーリーだと情熱はアダルトなシーンもありますが、舞台としては少し描きにくいところなので、「戦ステ」ならではの情熱ルートがあるんじゃないかなと思います。別れのシーンが分岐であるんですけど、そのシーンの違いがいいなと思いますね。
小沼:情熱は仲間との友情が強い気がします。恋愛要素も入ってくるんですけど、情熱は佐助と仲間。幸福は戦いの要素が強いですかね。
室:情熱は男たちの友情のキュンとする部分も感じます。幸福に関しては主従関係が強いですね。
早乙女:だから、どちらの別れを観たいかと言われると......、どちらもいいよね?
竹石:どちらもとても良いです!
"推し"を見つけられる舞台に
――それぞれご自身の役柄のここを見てほしい! というポイントを教えてください。
室:武田信玄は、自分が俯瞰して見たときに、やっぱり器の大きさを表現しなくてはと思っていますし、そこを見てほしいですね。
竹石:今川義元はハッキリものを言うけれど、あまり感情を強く出さない人間。でも、それを強く出さなくても伝わるようにはなっていると思うので、義元が佐助や武田上杉軍に対して、そして舞さんに対してどう思っているかという、その想いみたいなものを見ていただけたらと思っています。
小沼:真田幸村は真っすぐな役どころ。一つひとつ、自分ができる限りの真っすぐさを作っているので、そこをよく見ていただけたらと思います。
早乙女:舞さんとのシーンがあるからみんなとの絡みが生まれてくるので、佐助と舞さんとの息の合っているシーンで笑っていただいて、友情や仲間意識の強いこの座組の良さがお芝居にしっかり出ているところを感じていただきたいです。あともうひとつは、毛利元就役の原ちゃん(原嶋元久)との殺陣。......なんか怖い(笑)。
竹石:原嶋と戦うの痺れるよね、わかるよ(笑)。
早乙女:そこは観ている人もハラハラドキドキするんじゃないかなと思います。
室:原ちゃんだけに?
早乙女:そう、原ちゃんだけにね(笑)!
――では、楽しみにしてくださっている方に早乙女さんからメッセージをお願いします。
早乙女:今まで他の武将がメインだったときに僕は日替わりネタをいろいろやっていたんですけど、今回はおそらくそこまで日替わりネタはなくて。でも、同じものを何度も観ても同じ笑いが起きるんじゃないかなと思います。僕じゃないみんなは日替わりネタをやっていただいていいんですけど(笑)。たくさん来ていただいて自分の推しを見つけられる舞台になるんじゃないかなと思います。同じ作品を何度観ても面白い作品になっていると思うので、ぜひ劇場に来ていただきたいですね。
――観た人は、今回新たな佐助の魅力を発見できますか?
早乙女:佐助の魅力? それより早乙女の魅力じゃないですかね(笑)。
小沼・竹石・室:おお(笑)!
――楽しみにしています、ありがとうございました!
取材・文/能一ナオ
(2022年11月14日更新)
当日引換券発売中 Pコード:516-334
〈<情熱ルート>〉
▼11月14日(月)13:00
▼11月15日(火)16:00
〈<幸福ルート>〉
▼11月14日(月)18:30
▼11月15日(火)11:00
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
一般チケット-11000円
オリジナルグッズ付-15000円
[出演]早乙女じょうじ/橘龍丸/小笠原健/小沼将太/室たつき/竹石悟朗/米原幸佑/橋本全一/滝川広大/天野眞隆/前嶋曜/星元裕月/古賀成美/原嶋元久/中村誠治郎/他
※公演当日、開演1時間前より当日券窓口にて座席指定券と引換え。お席が離れる場合がございます。
※未就学児童は入場不可。
※各特典のお渡しは、ご観劇当日の劇場ロビーのみとさせていただきます。
※車いす・障がい者スペースのご利用をご希望のお客様は、お問合せまで事前にご連絡をお願いいたします。
※ご来場時にはマスクの着用を必須とさせていただく場合がございます。
[問]キョードーインフォメーション■0570-200-888