“おしゃべりの達人”ふたりが会話劇に挑戦
兵動大樹、桂吉弥W主演の舞台がいよいよ開幕!
『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします~』
ゲネプロレポート
兵動大樹、桂吉弥がダブル主演を務める舞台『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします~』が6月29日(土)より大阪・ABCホールにて上演される。開幕を目前に、6月28日、公開ゲネプロが行われた。
関西を代表する“おしゃべりの達人”のふたりが、“会話劇”で初共演。兵動がうだつのあがらない不動産営業マン・菅谷を、吉弥はシェアハウス「幸福荘」に入居したいという元エリート銀行員の林田を演じている。そのシェアハウスは敷金・礼金0円で、保証人も不要の格安物件。そこに住むのは、場末のスナックを転々としている自称・ミュージカル女優の亜美(青山郁代)、やたらと他人にマウンティングを仕掛ける自称・司法浪人生の健治(三好大貴)、唯一まともに働いているものの自分の過去を一切明かさない花屋の滉一(宮下雄也)といった、一癖も二癖もある住人たち。林田の契約を取りたい一心の菅谷は、大事な“秘密”をひた隠しにして、林田の歓迎パーティを開こうとするが、その“秘密”がワケあり住人や林田の“とんでもない過去”をあぶり出す…。
入居を決める前に他の入居者と会いたいという林田が幸福荘を訪れるところから物語は始まる。約束をしていた菅谷とは連絡が取れず、渋々ひとりで訪れた林田を、ハロウィンさながらのメイクや仮装を施した住人がサプライズ歓迎。無事に菅谷も現れるが、そこからも林田はワケあり住人たちに翻弄されながら、物語が進んでいく。菅谷と林田、住人たちの掛け合いを笑いながら観ているうちに、どこか不穏な空気が流れ始め、事態は思わぬ展開に…。
兵動が演じる菅谷は、ワケあり住人たちが繰り広げる可笑しな言動の一つひとつにツッコミを入れながら、物語を回していく役どころ。林田とのふたりのシーンでは、「すべらない話」をぶっこみ、客席の笑いを誘う。また、吉弥が演じる林田は、一見真面目で控えめな50代男性だが、彼の“影”の部分が現れる後半はサスペンスのような緊張感が漂う。青山郁代ら他キャストも、ひと癖あるキャラクターを好演。ゲネプロ終了後には、兵動と吉弥からのコメントが到着した。
兵動大樹
「いい意味の緊張感が来て、最高やなって思っています。実は、やっぱりみんなで稽古を積み重ねてきているので、面白いのか面白くないのかっていうのがだんだんわからへんようになってきたとかっていうのがあるので、ぜひ今やっていることが面白いかどうかを皆さんが確認しに来てください! また、もうちょっと今から微調整というか、「ここってどうでしょう?」とかいうのが多少あるので、そこは演出の木村淳さんと一緒に詰めていければ、明日には絶対間に合うと思いますので。僕らも楽しみにしていますので、皆さんもっぜひ楽しみにしていただければと思います。G20なんで、劇場にはなるべく早めに来ていただかないとな…と。ぜひお待ちしています!」
桂吉弥
「やっぱりね、練習しとかなあかんね! まさかの、兵動さん演じる菅谷さんに「林田」と話しかけ、自分の名前を相手に言ってしまうっていう…。なんであんなことが起こるんですかねぇ。もうびっくりしましたけど。でも、ゲネプロやったから本番じゃなくて良かったです。皆さんに、やっと見てもらえるんやっていう喜びが湧いてきて、ワクワクが高まってきました。ぜひ、楽しみに見ていただきたいなと思います!」
『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします~』は、6月29日(土)から7月1日(月)まで、大阪・ABCホールにて上演。
(2019年6月28日更新)
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