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「関西の人には“そうそうこれが鹿殺し”って
思ってもらえるんじゃないかな」(オレノグラフティ)
劇団鹿殺しの活動15周年記念公演は伝説のカルト作!

劇団鹿殺しの活動15周年記念公演「image- KILL THE KING-」が12月8日(木)より大阪・ABCホールで幕を開ける。

「image- KILL THE KING-」は2003年に上演した伝説の初期作品。曰く「妄想系SFカルト劇」だ。初演当時、大阪の劇場で見ていたという鹿殺しのオレノグラフティ、この再演では主要キャストとして登場。音楽も担当する。

「初めて見たとき、演劇という概念を覆されるぐらいの衝撃を受けました。僕はシチュエーションコメディが好きだったので、会話の妙とか、人となりの妙とかが面白おかしいのが好きで、そういうお芝居が演劇らしいものと思っていたんですけど、“ああ、そんなこと関係ないんだ”って。なんだか分からない、でも間違いなく面白かったです」。

この芝居には無駄がたくさんあるという。その無駄を含め、「劇団がやりたいことがものすごい熱量で押し寄せてきた。好きなものが全部、『image- KILL THE KING-』に詰まっていた」と振り返る。

関西で活動していた鹿殺しが上京したのは2005年。「上京してからは、このくらい訳のわからない芝居はしていないと思うんです。関東の人たちにとっては見たことのない鹿殺しだし、関西の人には“そうそうこれが鹿殺し”ってなるんじゃないですかね」と期待を煽る。

そして、「今回もハードコアと謳いながらも、初めて見る方も楽しめると思います。劇団も、当時の熱量とはちゃめちゃ加減からするとずいぶん演技スタイルが変わっているし、人生における訴えたいこともさらに明確になっていると思うんです。だからきっと、あの時本当は何が言いたかったのかっていうことを明確に示してくれると思いますし、そういう意味では集大成的な作品になるかと。また、これからの鹿殺しを見せられると思います!」と意気込む。

なお、オレノグラフティが演じるのは、ヘヴィ級ボクサーの世界チャンピオンの体に異なる頭部をつけられた全身金塗りの人造人間。初演の際に“この役、いいなぁ”と思っていたキャラクターだという。その他、個性的なキャラクターが続々登場、彼らの距離の近さも見ものだ。

劇団鹿殺し「image- KILL THE KING-」は12月8日(木)~11日(日)まで、ABCホールで上演。チケット発売中。




(2016年12月 5日更新)


Check

劇団鹿殺し「image-KILL THE KING-」

発売中

Pコード:454-427

▼12月8日(木)19:00
▼12月9日(金)19:00
▼12月10日(土)14:00/19:00
▼12月11日(日)12:00/16:00

ABCホール

全席指定-4500円

ヤング券-3500円(整理番号付)

[作]丸尾丸一郎

[演出]菜月チョビ

[音楽]オレノグラフィティ

[出演]菜月チョビ/丸尾丸一郎/オレノグラフィティ/橘輝/鷺沼恵美子/浅野康之/近藤茶/峰ゆとり/有田杏子/椙山さと美/メガマスミ/木村さそり/小沢道成

※未就学児童は入場不可。

[問]キョードーインフォメーション
[TEL]0570-200-888

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