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大阪のノリはワールドスタンダード!?
梅ちゃんも楽しみな大阪公演目前!
「梅ちゃんの青い復活祭」について語る!

ド派手な衣装を身にまとい、シャンソンを歌いながら暴れまわる梅垣義明の「梅ちゃんの青いシリーズ」が3年ぶりに始まった。1988年に旗上げした当シリーズも今年で28年。今回は新ネタで新たな梅ちゃんワールドをお届けする。2016年、新たな“ディーバ”に出会えるはず!

--まずは昨年12月に東京で行われた初日はいかがでしたか?

お客さんが「3年間待ってました」という感じで迎えてくれてうれしかったですね。やりやすかったし、盛り上げてくれました。新しいネタばかりなので、東京はリハーサルみたいなもの。大阪公演が本番だと思ってます(笑)。大阪に照準を合わせました。

--リップサービスありがとうございます!(笑) 3年ぶりの新作ですね。

全部面白いですよ。自分で言うのもナンですけど(笑)。ネタってアプローチの仕方はいろいろあって、いつも見ているお客さんは“これはこの流れか”とか、分かるものもあるかもしれないけど、全く違うものもあります。“もし誰かがこのネタをやったらすっごい悔しい”と思うネタをやりたいと。嫉妬ですよね、面白いから。そういう気持ちになれるようなネタじゃないと面白くないですよね。

--嫉妬心は原動力にもなりますよね。

僕らでもワハハ本舗のメンバーが出ている他のお芝居を観にいくと、いい意味で「悔しいなぁ」と言いますしね。“これ、俺やりたい”っていう気持ちにさせてくれないと面白いと思えないです。“あ、こういう作品か”で終わると興味が持てないですし、嫉妬って大きいと思いますね。

--大阪公演のお客様はいかがですか?

特殊だと思います。勉強させてもらってますよ。大阪のお客さんはノリがよくて目立とうとするから、余計なことをしてくるんですよ。それが面白い場合と面白くない場合があって。でも、うまくいじることによって面白くなることもあって。大阪のお客さんに教わったことも多いです。あと、楽しもうとしてくれる姿勢がいいですよね。僕の舞台は、客席だけを映したら何の舞台か分からないと思うんです。子供もいるし、僕らの年代もいるし、おじいちゃん、おばあちゃん、ファミリー、男性同士のカップルもいる。世代とか何もかもを超えてみんなが一緒に笑っている顔は、なにものにも代え難いし、その光景を見られるのは僕だけですから、やっていてうれしいですね。「人が笑っている顔がいい」って言い古された言葉ですけど、本当にそう思います。みんな悩みがあっても、このステージの2時間半だけは忘れて楽しんで、帰って。それで現実に戻るわけじゃないですか。観に来てくれるエネルギーや気持ちに応えなきゃいけないって思うし、だからこそ、いいものを見せたいという気持ちになります。
 
--なるほど、その中でも大阪のお客さんは特殊と。
 
大阪のお客さんはワールドスタンダードですよ。
 
--それはすごい!
 
いや、これは言っちゃ行けない。調子に乗る! 「せやな~」とか言いそうだもんね(笑)。でも本当、歓声とか手拍子とか、フルに活用していますよね。ライブというのはお客さんもこっちも、どちらもへとへとになるのものだと思うし、そうじゃなかったらただの発表会。楽しんでもらって、いい意味で「あ~、疲れたー!」みたいになってくれたらうれしいですね。で、「あのネタ面白かった」「あのネタつまんなかった」「ああしたら面白いのにな」とか話しながら食事してもらったらいいなと思います。あと、お客さんって意外なこと言ってますよね。全然関係ないこと言ってたりしてますからね。「梅ちゃんってさ、背中きれいよね」っておばさん同士が言ってたって。
 
--見るところが違いますね。ちなみに背中のケアは?
 
そんなの、いいですよ、そんなのは(笑)。
 
--失礼しました(笑)。青い部屋シリーズは始まって28年ですね。
 
この28年で面白くなっていると思うし、できなかったことができるようになったりしています。その中で、楽しんでもらおうという気持ちは変わらないですね。それはより一層、強くなりました。「もっと面白くしよう」という欲が増えたというか。元々、このシリーズを始めたのは美輪明宏さんが好きだったからで。歌はもちろん、ご本人も好きで。「青い」というのも戸川昌子さんのシャンソンのお店「青い部屋」から来ていて。シャンソンをまじめに歌っても誰も聴いてくれないから、何かネタをやりながらっていうので鼻でタバコを吸って口から煙を吐きながら『煙が目にしみる』を歌ったりして。このシリーズも、シャンソンだから面白いんですよね。シャンソンって必要以上にドラマチックだから面白いんです。ネタにしやすい部分があるんですよね。
 
--では最後に大阪のお客さんにメッセージを。
 
久しぶりに青いシリーズの舞台になりますが、お客さんも楽しみにしてくれていると思っています。大阪のお客さんに会えるのを楽しみにしていますので、月並みな言い方ですが遊びに来てください。
 
--チラシには重大発表とありまして、これが気になるのですが…。
 
これ…言えないんですよね…(笑)。
 
--梅垣さん、急に伏し目がちになりました。何かあるのでしょう! 真相は会場でお確かめください!



(2016年1月21日更新)


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WAHAHA本舗PRESENTS 「梅ちゃんの青い復活祭」

発売中

Pコード:446-612

▼1月23日(土) 18:00

全席指定-5500円

▼1月24日(日) 14:00
全席指定-5500円
立見-4500円(整理番号付)

森ノ宮ピロティホール

[構成][演出]喰始
[出演]梅垣義明/杉浦哲郎(ピアノ)

※未就学児童は入場不可。

[問]キョードーインフォメーション
[TEL]0570-200-888

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