ホーム > インタビュー&レポート > が~まるちょばのショーで笑い納めを! 大晦日、ふたりだけで見せる真骨頂のステージ
サイレントコメディ・デュオとしてマイムパフォーマンスの可能性を追求し、世界中で活躍を見せるが~まるちょば。今年は6人編成のザ・が~まるちょばカンパニーの活動もスタートし、マイムをベースにしたコメディ作品を上演するなど、新たなスタイルに挑んできた。そんな彼らが、2015年を締め括るステージ『That’s が~まるちょばSHOW!in 森ノ宮』を、大晦日の12月31日(水)、大阪・森ノ宮ピロティホールで上演する。公演を前に、赤いモヒカンのケッチ!と黄色いモヒカンのHIRO-PONに意気込みを聞いた。
まず2015年を振り返ってもらうと「いい意味でターニングポイントの年だった」と語るケッチ!。ザ・が~まるちょばカンパニーとしての活動が糧になったようだ。「新しいチャレンジは賛否両論ありましたが、僕たちにとっては想定内のものでした。僕たちは常にチャレンジしていきたいと思っているので、別の道を切り開くことができたかなと思える1年でしたね」。また、HIRO-PONも「パントマイムを表現するのに、例年とは違った形のチャレンジができた年ですね。カンパニーとしての活動を経て、これからどうしていこうかという課題も出てきて、将来に向けての過程の1年でした」と振り返る。
また2015年後半は、が~まるちょばとして全国各地を駆け巡ったふたり。さまざまな場所を訪れる中でも大阪は「笑いに対する瞬発力がすごい」(ケッチ!)、「日本の異国」(HIRO-PON)という印象を持つほどにいいリアクションを感じるそうで、“笑い納め”となるピロティ公演でも「自分たちが楽しむ気持ち」を大切にしながらパフォーマンスしたいという。「舞台って、僕たちが楽しんでいないとお客さんもノッてこれないと思うんですよ、特に今回のようなショー形式のものは。が~まるちょばのいいところは“毎回同じなんだけど、観るたびに違う”ことだと思う。ベースは同じなんですが、お互いがだまそうとしたり、即興的なこともやったりするんです。新しいネタではないですが、その会場の空気感によって生まれた新たなパフォーマンスが観られる楽しさはあると思います」(HIRO-PON)。「大阪の方々はすごく乗せ上手なんですよ(笑)。大晦日もきっとお客さんは何か違うものを期待している気がするので、いつも通りのことをきっちりやった上で何かが生まれるんじゃないかなと思います」(ケッチ!)。
言葉を一切使用せず、観客の想像力を信じながら、動きだけで楽しませてくれる彼らのショー。きっと1年を締め括るのにぴったりの、スカッと笑えるステージを見せてくれるはずだ。「忘年会みたいなノリで、この1年嫌なことがあった人も、楽しく過ごせた人も、みんな一緒に僕たちのステージで笑い納めをしていただき、明るい年を迎えましょう!」(ケッチ!)。「テレビなどでは観られない、本来のが~まるちょばの姿をお見せしますので、期待してください!僕らも大阪のお客さんに期待しています。年末で忙しいとは思いますが、ぜひ1年の最後に一緒に楽しみましょう!」(HIRO-PON)。
取材・文/黒石悦子
(2015年12月25日更新)